はじめまして。PCやYouTubeに関するブログを運営しているちゃすくです。
この記事ではAndroidアプリ開発へオススメの安いノートパソコンを紹介していきます。
Androidアプリ開発で必要なスペックなども紹介していくので、ノートパソコン選びで困ってる場合は参考にしてください。
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Androidアプリ開発に推奨されるスペック
Androidアプリ開発に必要なスペックを断定することは難しいですが、少なくともAndroidアプリ開発で必要なAndroid Studioを動かせるだけのスペックはあった方がよいでしょう。
そこで、この記事ではAndroid Studioの必要動作スペックや推奨スペックを基準として考え、Androidアプリ開発に必要なスペックを解説していきます。
必要動作スペック
項目 | 必要動作スペック |
---|---|
OS | 64ビット版のWindows 8以降、macOS 10.14以降、または最新のLinux |
CPU | x86_64アーキテクチャのCPU、最低2GHzの第2世代Intel Coreまたは同等のAMD |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB SSD以上 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス(Intel UHD 620、AMD Radeon Vega 8以上) |
ディスプレイ | 1920×1080ピクセル(フルHD)以上 |
Android Studioの必要動作スペックは現在の一般的なビジネス向けノートパソコンよりも低く、新品のノートパソコンであれば6〜7万円台でも十分満たせるスペックです。
CPUの要求スペックは「最低2GHzの第2世代Intel Coreまたは同等のAMD」であるため、2011年に発売されたCPU以上の性能が求められています。
現在のCPUであればローエンドCPUであっても2011年の高性能CPUより性能が高いため、CPU選びで困ることはあまり無いでしょう。
メモリの要求スペックは8GB以上であり、現在発売されているビジネス&学生向けノートパソコンであれば基本的に8GBのメモリを搭載しています。
ただし、Chromebookや格安ノートPCだと4GBのモデルがあるため、Androidアプリ開発をしたい場合は注意が必要です。
ストレージは256GBのSSDが求められており、こちらも現在発売されているビジネス&学生向けノートパソコンであれば一般的な構成です。
アプリ開発ではストレージを何度も読み書きするケースが多いので、ストレージの種類はHDDよりもSSDを選んでおくべきでしょう。
必要動作スペックでもアプリ開発はできるけど、エミュレータが重すぎて使えないかも。
推奨スペック
項目 | 推奨スペック |
---|---|
OS | 最新のWindows 10/11、macOS 11以降 |
CPU | 最新の ntel Coreプロセッサ |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD以上 |
グラフィックス | 内蔵GPUまたは 専用グラフィックボード(例: NVIDIA GeForce GTX 1650) |
ディスプレイ | 1920×1080ピクセル以上 |
Android Studioの推奨スペックはノートパソコンの場合だと15万円前後のモデルになりやすい性能です。
CPUでは「最新のIntel Coreプロセッサ」の記載しかありませんが、これは「直近2〜3年に発売されたミドルレンジCPU以上」と読み替えてよいでしょう。
Androidアプリ開発ではCPUスペックが重要になるため、直近2〜3年のミドルレンジCPU以上であれば十分アプリ開発へ利用できる性能があります。
メモリでは16GB以上が推奨されており、Android Studioでのエミュレータを快適に利用するためには必要なスペックです。
Android Studioでのエミュレータはメモリを消費しやすいので、メモリ容量が小さいPCでは重くなりやすく、ネット上でも重いことを相談している人が多いです。
Android studioのエミュレータ立ち上げたら死ぬ程重いんやけどデスクトップでやるべきか
— てんぷ (@temporary_74) June 11, 2023
ページ数が多いアプリや複雑な処理があるアプリなどは16GBのメモリでも重くなるため、該当しそうな場合は32GB以上のノートパソコンも視野に入れるとよいでしょう。
また、ノートパソコンにグラフィックボードが搭載されていればAndroid Studioのエミュレータで動作が軽くなりやすいです。
詳しい内容は「選び方」の項目で解説しますが、予算に余裕があればグラフィックボード搭載ノートパソコンを選んだ方がオススメです。
Androidアプリ開発へオススメの安いノートパソコン6選
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMD
IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMDは世界最大のパソコンメーカーであるLenovoの低価格帯ノートパソコンです。
IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMDの具体的なPCスペックは下表の通りであり、価格は59,840円です。
項目 | IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMD |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 3 7330U |
グラフィックス | 内蔵GPU |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:512GB |
- 軽量でスリムなデザインで2色から選べる
- 15.6インチのフルHDディスプレイ&ブルーライト軽減あり
- AMD Ryzen 3 7330UでOfficeやWEBアプリを快適に使える
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 1年間の引取修理サポートあり
- Webカメラとマイク、ノイズキャンセリングスピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大48回までクレカなしで分割払いが可能
Android Studioの必要動作スペックを満たしたモデルです。
シミュレータを使うと重くなりすぎるので自機必須ですが、「DaiMBOW」のようなSNS系アプリであれば開発可能です。
マウスコンピューター mouse B4-I1U01PG-B
mouse B4-I1U01PG-Bは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターの低価格帯ノートパソコンです。
mouse B4-I1U01PG-Bの価格は69,800円であり、主なスペックは下表の通りです。
項目 | mouse B4-I1U01PG-B |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel N100 |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:128GB |
Office | Microsoft365 Personalが1年分無料付属 |
Android Studioの必要動作スペックを満たしたモデルであり、安心安全の国内PCメーカーです。
ストレージ容量が少ない点が残念ですが、購入時の増設も可能です。
マウスコンピューター mouse B4-I1U01PG-B(16GB)
mouse B4-I1U01PG-B(16GB)は国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターの低価格帯ノートパソコンです。
mouse B4-I1U01PG-B(16GB)の価格は79,800円であり、主なスペックは下表の通りです。
項目 | mouse B4-I1U01PG-B(16GB) |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel N100 |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256GB(M.2 NVMe SSD) |
16GBのメモリを搭載しているのでAndroid Studioでも重くなりにくいスペックです。
ただし、CPU性能は推奨スペックを超えていないので、大規模なアプリ開発には向いていません。
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX3050)
LOQ 15IRX9は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9の価格は110,000円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX3050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、ビジネス向けソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
- 10コア16スレッドCPUと16GBメモリで基本性能が高い
- VRAM6GBのRTX3050 Laptopを搭載
→高いグラフィック性能でPCゲームや動画編集も快適 - 15.6インチの大きめディスプレイ&144Hz
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 1年間の引取修理サポートあり
- 1080pのWebカメラとマイク、ノイズキャンセリングスピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大48回までクレカなしで分割払いが可能
Android Studioの推奨スペックを満たしたコスパ重視ノートパソコンです。
グラボも搭載しており、エミュレータを使用しても重くなりにくい性能があります。
11万円で購入できるグラボ搭載ノートPCは貴重なのでオススメ!
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G60GN-A
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのWEB限定ゲーミングノートパソコンです。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの価格は179,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:512GB |
グラフィックスへRTX4060を採用しており、人気PCゲームをプレイできるほどのスペックがあります。
- 16インチのフルHDノングレア液晶&165Hzで作業やゲームも快適
- 8コア16スレッドCPUでAdobeやPCゲームにも使える
- グラフィックボード「RTX4060」搭載で画像処理や3Dゲームにも対応
- 500GBの大容量ストレージ&SSDなので読込も速い
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
AMDのハイエンドCPUと高性能グラボを搭載しており、Androidアプリ開発やゲーム開発にも使える性能です。他メーカーよりもコスパに優れていますが、WEB限定モデルなので売り切れになりやすいです。
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB)
NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB)は国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのWEB限定ゲーミングノートパソコンです。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB)の価格は199,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB) |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 32GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:1TB |
グラフィックスへRTX4060を採用しており、人気PCゲームをプレイできるほどのスペックがあります。
- 16インチのフルHDノングレア液晶&165Hzで作業やゲームも快適
- 8コア16スレッドCPUでAdobeやPCゲームにも使える
- グラフィックボード「RTX4060」搭載で画像処理や3Dゲームにも対応
- プロゲーマーや人気配信者並の32GB大容量メモリ
→ゲーム配信やクリエイティブ系ソフトも快適 - 1TBの大容量ストレージ&SSDなので読込も速い
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
先ほどのモデルとCPUやグラボは同じモデルですが、メモリが32GBになっています。
大容量メモリのおかげでAndroid Studioでエミュレータを起動しても安心!!!
Androidアプリ開発に適したノートパソコンの選び
選び方1:OS
Androidアプリ開発に必要なAndroid StudioはWindowsやmacOS、Linuxで利用できるため、どのOSを選んでも大丈夫です。
OSは「オペレーションシステム」の略称であり、パソコン全体を管理するシステムです。
PCへインストールしたソフトのアイコンをクリックするだけで起動するのはOSのおかげです。
OSにはWindows、MacOS、LINUXなど様々な種類がありますが、ソフトやデバイスによって対応OSが異なるので注意してください。
よく使われるのはWindows↓
WindowsはAmazonや楽天市場などでライセンスを買えば後からインストールすることも可能です
しかし、コストパフォーマンスを意識してノートパソコンを購入するのであればWindowsを選ぶとよいでしょう。
iOSアプリも揮発するならMac
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選び方2:CPU
Android Studioでは多くのリソースを消費するため、PentiumやCeleronなどの低スペックCPUではアプリ開発を行えません。
CPUは「セントラルプロセッサーユニット」の略称であり、プログラムの演算・解釈・実行を行う役割です。
人間の脳に似ており、ソフトウェアの処理や動画の再生にも利用されます。
高性能なCPUを搭載すればPCの処理能力が上がり、高負荷な作業も快適に行えます。
PC全体へ影響を与えるパーツなのでPC選びでは重要です。
CPU製造で有名なメーカーは「Intel」と「AMD」。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
用途や できること | 3Dゲーム開発 VRゲーム | PCゲーム プログラミング | 動画編集 軽量なPCゲーム | 動画視聴 文章作成 | ネットサーフィン 軽量なSNSの閲覧 |
最低でもローエンド以上、可能であればハイエンド以上のCPUを搭載したノートパソコンを選んでください。
特に最新世代&高性能なクラスのCPUであればコア数とスレッド数が多いため、エミュレータも快適に動作しやすくなります。
「Androidアプリ開発へオススメの安いノートパソコン6選」では最新モデルのCPUを搭載したノートPCを中心に紹介しているので参考にしてください。
選び方3:メモリ
Android Studioは必要動作スペックで8GB、推奨スペックで16GB以上のメモリを要求しています。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
アプリやダウンロードファイルを保存する「ストレージ」とは別物なので注意
確かに8GBのメモリでもアプリ開発は可能ですが、処理やエミュレータなどで重くなるため、本格的なアプリ開発をしたい場合はオススメしません。
趣味で細々とアプリ開発をするなら8GBでも十分だけど、仕事でやるなら16GBが欲しい
メモリ不足はソフトやパソコンが落ちる原因になるため、メモリの増設を自分でできない場合は多めのメモリを搭載したパソコンを選ぶとよいでしょう。
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選び方4:グラフィックス
Androidアプリ開発はCPUへ内蔵されているGPUでも可能ですが、エミュレータを快適に利用したい場合はグラフィックボードの搭載がオススメです。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を表示するための部品(GPU)が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
PCゲームやライブ配信、編集ソフトなどで画像や映像を処理するために使われるPCパーツです。
でも、価格が高いので一般的なパソコンには搭載されてません。
AndroidにはOpenGL ESと呼ばれるグラフィックAPIを採用しており、ホストコンピューターのGPUによってOpenGL ESの処理をアクセラレートできます。
実際に0xbenchというベンチマークソフトで検証してくれた有志によると、下表のように数値で大きな差があります。
Test | HD4000 | GT1030(グラボ) |
---|---|---|
OpenGL Cube | 11.60627 | 59.22188 |
OpenGL Blending | 2.7825508 | 62.88124 |
OpenGL Fog | 測定不能 | 62.816467 |
Flying Teapot | 6.89584 | 60.55468 |
もし継続的にAndroidアプリを開発していくのであれば、グラフィックボード搭載ノートパソコンを選んでもよいでしょう。
グラボ搭載モデルは非搭載モデルよりも高いので、安さを求めている場合は要検討
「Androidアプリ開発へオススメの安いノートパソコン6選」では後半からグラフィックボード搭載モデルを紹介しているので「どれがグラボ搭載から分からない…」という場合は参考にしてください。
選び方5:ストレージ
アプリ開発を行う場合、ストレージの種類はSSD一択です。
ストレージはデータやソフトウェアなどを保存するパーツであり、本棚へ例えられることが多いです。
ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。
HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
ストレージの種類はアプリのビルドやエミュレーターの動作速度に大きな影響を与えるため、読み込み速度が大きいSSDハ作業効率を大幅に向上させます。
ストレージの容量は128GBあればとりあえず開発できますが、多いに越したことはないです
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