はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に言うと、自分で総再生4000時間を突破することは可能ですが、あまり現実的な方法ではありません。
自分で再生時間を増やすよりも視聴者維持率の高い動画を投稿し、ブラウジング機能でバズる方が圧倒的に効率が良いです。
AdobeのPremiere Proであれば自動シーン検出と自動字幕起こしによって、動画編集作業の大幅な時短が可能なので参考にしてください。
YouTubeの総再生4000時間は自分で増やせる?
まず、YouTubeのポリシーや倫理観を抜きで考えた上で、4000時間も自分で再生することは可能でしょうか?
結論から言うと、可能ではありますが、4000時間は日数だと約167日なので、ちょっと無理があります。
一応、1日中自分の動画だけを見ていれば半年以内に4000時間を達成でき、PCであればループ再生も可能なので半年間再生し続ける事は不可能ではありません。
とは言え、下記の問題点もあるので、自分で4000時間も増やす場合は1年以上かかると考えるべきでしょう。
- 同じIPアドレスで再生している
- 収益化審査に合格できない
- そもそも収益がほとんど無い
問題1:同じIPアドレスで再生している
YouTubeの動画は同じIPアドレスで過剰に同じ動画を再生していると、機械による再生と判断され、公開動画の総再生時間を減らされます。
上記の仕組みになったのは2012年に公開された「江南スタイル」がキッカケと言われており、この動画はわずか2ヶ月で4億回も再生され、その後も順調に伸びました。
しかし、当時のYouTubeは再生回数などを32ビットの符号付き整数型で記録しており、約21億再生を超えると再生回数が負の値になります。
そのため、同じ視聴者が何度も再生した場合は再生回数などをカウントしない仕組みへ変更し、2014年には約922京までカウントできる様にしました。
上記の仕組みは現在も続いており、自分で総再生4000時間を突破したい場合は約167日ぐらいでは全然足りないでしょう。
Premiere Proで動画編集の効率を上げながら半年間投稿していた方が総再生4000時間を突破しやすいので、自分で増やすのはオススメしません。
問題2:収益化審査に合格できない
一応、数年かけて自分の動画を再生すれば総再生4000時間を突破できますが、突破してもYouTubeの収益化審査に合格できない可能性が高いです。
そもそもYouTubeの収益化は下記を達成すれば誰でも合格できるわけではなく、YouTube運営の審査に合格し、YPPへ加入する必要があります。
- チャンネル登録者数:1000人
- 総再生時間:4000時間
YPPはYouTubeパートナープログラムの略称です
YPPへ加入するには下記を必ず達成している必要があり、自分で増やす場合はポリシーに違反しています。
YPPに参加するための最小限の資格要件を満たしているかご確認ください。
YouTubeヘルプより引用
- すべてのYouTubeパートナープログラムのポリシーに準拠している
- YouTubeパートナープログラムを利用可能な国や地域に居住している
- 公開動画の総再生時間が過去12 か月以内で4,000時間以上である
- チャンネル登録者数が1,000人以上である
- 承認済みAdSenseアカウントにリンク済みである
しかも、「総再生時間が過去12 か月以内で4,000時間以上」も難しいので、YPPへ加入することはできないでしょう。
自分で総再生時間を増やしても結局は無駄なので、Photoshopで魅力的なサムネを作れるように頑張る方がオススメです。
問題3:そもそも収益がほとんど無い
何かの間違いでYPPへ合格できたとしても、自分が再生しなければ合格できないチャンネルは収益がほとんど発生しません。
YouTubeでは数千時間再生された場合で収益も数千円ほどであり、自分のみで再生している場合は電気代とスマホ代の方が高くなります。
そのため、何かの間違いで収益化できたとしても、自分で増やすようなチャンネルでは月収数十〜数百円程度になります。
正直、その程度の報酬であればYouTubeよりもConoHa WING でブログを運営していた方が儲かります。
ちゃすろぐもConoHa WING です
総再生時間を増やす基本的な方法3選
ここからはYouTuberとしての能力や魅力以外の部分で、総再生時間を増やせる基本的な方法を解説します。
方法1:動画編集ソフトの自動化機能
ヒカキンさんやフィッシャーズさんが使うAdobeのPremiere Proであれば、下記の自動化機能などがあり、時短とクオリティUPが可能です。
- 自動字幕起こし:動画内の音声を自動で字幕化
- 無音期間のカット:動画内の無音箇所を自動でカット
- 自動シーン編集:AIが動画を分析し、自動で分割
- 自動ダッキング:声量に合わせて効果音を自動調整
特に話している言葉を自動で字幕にしてくれる「自動字幕起こし」は非常に便利であり、時間がかかる字幕入れ作業も楽になります。
また、私がアンケートした結果でも字幕を求めている人が大半であり、字幕あり動画の方が視聴者維持率も高かったです。
視聴者維持率が高い動画はバズりやすくなるため、楽をしながら総再生時間を増やしたい場合はPremiere Proがオススメです。
方法2:クリエイターPCの導入
クリエイターPC(グラボ搭載PC)であれば、編集ソフトの動作が早く、エンコード時間の大幅な短縮が可能です。
そもそもクリエイターPCとは、動画編集やプログラミング作業へ適したPCであり、マウスコンピューターのDAIVなどが有名です。
クリエイターPCには下記の特徴があり、人気YouTuberであれば数十万円のPCを使っています。
- 動画編集ソフトのプレビュー画面が滑らか
- 編集動画のエンコード時間が短くなる
- 重たいエフェクトやトランジションも使える
- 外付けSSDなどが取り付けしやすい
- 編集ソフトのハードウェア機能を利用可能
例えばNVIDIAのGeForce RTX 4090を搭載したクリエイターPCだと、12時間の動画をたった10分程度でエンコードできます。
プレビュー画面が滑らかになれば動画編集の効率も上がりますし、エンコードの時間短縮も可能です。
単純に動画のクオリティと投稿頻度を上げられるので、本格的にYouTuberとして活動したい場合はオススメです。
方法3:台本作成や編集を外注化
動画の投稿本数を増やし、総再生時間も増やしたいのであれば、動画編集や台本作成を外注する方法もオススメです。
作業の一部を外注化できれば自身は動画撮影へ集中できるため、チャンネル運営に慣れている人は積極的に作業を外注化します。
YouTubeの動画編集はココナラ やクラウドワークス などで簡単に外注でき、外注相場は3,000円〜15,000円ほどになります。
ココナラ はクオリティ&依頼費が高め、クラウドワークス はクオリティ&依頼費が低めなので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。