はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に書くと、イラストの仕事を受けたい場合はSKIMA 、イラストの仕事をお願いしたい場合は両者の併用がオススメです。
SKIMA はイラスト分野へ特化しているおかげで手数料が安く、ココナラ よりも稼ぎやすいプラットフォームです。
一方、ココナラ はユーザー数が400万人を超えており、購入者にとっては幅広い出品者からサービスを選べる最高の環境になっています。
SKIMA とココナラ はどちらもイラスト系クラウドソーシングサイトですが、特徴が異なるので上手に使い分けることが大切です。
クラウドソーシングサイトとは?
クラウドソーシングとは、インターネットを通じて仕事を外部の人々に委託する仕組みです。
個人や企業がプロジェクトやタスクをオンライン上で依頼し、受注者が適した仕事を受けて遂行します。
クラウドソーシングの利点は、柔軟性とスケーラビリティにあります。
発注者は必要なときに必要なだけの人材を獲得できるため、コストを削減したり、効率を高めたりすることができます。
一方、受注者は自分の能力や興味に応じた仕事を選ぶことができ、場所や時間に縛られずに仕事を行えます。
イラスト分野のクラウドソーシングでは「ココナラ 」と「SKIMA 」が人気であり、それぞれのサイトで手数料やユーザー数が異なります。
ココナラとSKIMAはどっちがオススメ?
ココナラ とSKIMA の基本情報は下記の通りであり、手数料やユーザー数が異なります。
サイト名 | SKIMA | ココナラ |
---|---|---|
利用者数 | 20万人以上 | 400万人以上 |
販売者側手数料 (ワーカー) | 11%(50,001円以上) 16%(20,001~50,000円) 22%(1,000~20,000円) | 一律22% |
購入者側手数料 (発注者) | 無料 | 一律5.5% |
振込手数料 (販売者のみ) | 262円 | 3000円未満:160円 3000円以上:無料 |
URL | https://skima.jp/ | https://coconala.com/ |
各サイトの手数料やユーザー数によって下記のような特徴があるため、詳しい内容を解説していきます。
- ココナラはSKIMAよりも価格競争が激しい
- 高額依頼ならSKIMAは値下げしやすい
- 支払い方法はSKIMAよりココナラが多い
- クーポンなどはSKIMAよりココナラが多い
ココナラはSKIMAよりも価格競争が激しい
ココナラ はユーザー数が400万人もいるため、SKIMA よりも価格競争が激しくなりやすいです。
SKIMAであれば5000円で受注できたイラスト制作はココナラだと4000円程度になっていることがあり、購入者からすれば嬉しい内容ですが、出品者側の負担は大きいです。
しかも、ココナラはSKIMAよりも取引手数料が高いため、イラストレーターの利益は小さくなりやすい特徴があります。
サイト名 | SKIMA | ココナラ |
---|---|---|
販売者側手数料 (ワーカー) | 11%(50,001円以上) 16%(20,001~50,000円) 22%(1,000~20,000円) | 一律22% |
購入者側手数料 (発注者) | 無料 | 一律5.5% |
ただし、価格競争が起きにくいイラスト内容であればココナラ でも高単価で売れるため、価格競争を回避できればココナラのユーザー数を利用できます。
「筋肉イラスト特化」「デフォルメキャラ専門」などの特化したジャンルがあれば価格競争に巻き込まれにくいです
もしココナラ で仕事を請け負う場合は得意なジャンルやテーマを活かした出品内容にするとよいでしょう。
高額依頼ならSKIMAは値下げしやすい
SKIMA は高額な依頼になればなるほど手数料が減る仕組みになっているので、高い依頼であればイラストレーターと値下げ交渉をしやすいです。
サイト名 | SKIMA | ココナラ |
---|---|---|
販売者側手数料 (ワーカー) | 11%(50,001円以上) 16%(20,001~50,000円) 22%(1,000~20,000円) | 一律22% |
購入者側手数料 (発注者) | 無料 | 一律5.5% |
例えば5000円のイラストを14枚分依頼する場合、ココナラとSKIMAの手数料は下記のようになります。
- ココナラ:出品者側に15400円、購入者側に3850円(合計19250円)
- SKIMA:出品者側に11400円
7万円のイラスト頼では出品者側の手数料だけで4000円の差があり、合計では7000円以上の差があります。
つまり、SKIMA で7万円分のイラスト依頼であれば4000円の値下げ交渉は現実的であり、仮に値下げ交渉がダメだったとしても購入者側の手数料はかかりません。
高額なイラスト依頼になればなるほどSKIMAとココナラの手数料差は大きくなるので、高額な依頼が必要な時はSKIMA を優先するとよいでしょう。
アプリゲームやVtuberの場合はLive2Dのモデリングや差分も依頼するので、5万円以上になりやすいです
支払い方法はSKIMAよりココナラが多い
SKIMA の支払い方法は3種類しかありませんが、ココナラ は7つも支払い方法があります。
サイト名 | SKIMA | ココナラ |
---|---|---|
支払い方法 | ・クレジットカード払い ・コンビニ払い ・売上金、ポイントから支払い | ・クレジットカード払い ・コンビニ払い ・キャリア決済 ・銀行振込 ・ApplePay ・ココナラコイン ・電子マネー ・ポイント、売上金 |
「キャリア決済」や「電子マネー」で支払えるココナラ はクレジットカードを持っていない人でも決済しやすく、購入のハードルが低くなりやすいです。
法人だと銀行振込が使えるココナラのメリットは大きいかも
購入ハードルが低いことは購入者と出品者のどちらにとっても大きなメリットなので、SKIMAとココナラで迷った時は支払い方法で選んでもよいでしょう。
クーポンなどはSKIMAよりココナラが多い
ココナラ は購入者に向けて積極的にクーポンやキャンペーンを行っており、例えば友達紹介キャンペーンだと両者とも1000円分のポイントを貰えます。
出品者本人であれば手数料も無料になるのは大きなメリット
SKIMA でも友達紹介キャンペーンをやっていますが、ココナラ よりも条件が厳しく、配布されるクーポンの金額も低いです。
しかも、ココナラは定期的にクーポンを配布するイベントを行っているので、運が良ければ手数料を考慮してもSKIMAよりお得になることがあります。
そのため、普段のイラスト依頼はSKIMA で行い、クーポンが手に入った時にココナラ を利用する方法がオススメです。
下記のボタンはどちらも友達招待リンクになっているので、1000円分のポイントやクーポンをゲットしたい場合がぜひ利用してください。
イラスト案件をクラウドソーシングで受注するメリット3選
本項では、クラウドソーシングを活用したイラスト制作の案件受注に関するメリットを紹介します。
メリット1:未経験からの参入が可能
クラウドソーシングでは、単価の高いクリエイターが避けるような小さな案件も多く募集されています。
小さな案件は報酬も安価ですが、未経験の方でも受注しやすくなっています。
小さな仕事を通じて経験を積みながら、徐々にスキルを向上させていくことも可能です。
しかも、ココナラ などでは小さな仕事でも実績として公開されるので、依頼者からの信頼も得やすくなります。
メリット2:自由な働き方ができる
クラウドソーシングは副業やフリーランスとしての働き方に適しています。
自分のスケジュールや時間に合わせて仕事を受けられ、他の活動と両立させることも可能です。
また、クラウドソーシングサイトであれば源泉徴収にも対応しているので、面倒な確定申告を避けられるのも大きなメリットです。
メリット3:自分の得意な案件を選択可能
クラウドソーシングでは、自身が得意とするジャンルやスタイルの案件を選べ、苦手な分野も避けられます。
そのため、自分の特長を活かして仕事を受注し、成長することができます。
以上のメリットを活かすことによって、自身のスキルや経験を向上させていくことができます。
イラスト案件をクラウドソーシングで受注するデメリット2選
一方で、クラウドソーシングを活用したイラスト制作の案件受注には以下のようなデメリットが存在します。
デメリット1:クライアントとのトラブル
クラウドソーシングを通じてイラスト制作の案件を受注する際には、発注慣れしていないクライアントとのトラブルが発生する可能性があります。
発注慣れしていないクライアントは、イラスト制作のプロセスや要件の明確化について理解が不十分な場合があります。
これにより、コミュニケーションの誤解や予期しないトラブルが生じることがあります。
SKIMA などであれば予期しないトラブルにも運営が仲介してくれるので、少しでもトラブルを減らしたい場合はオススメです。
デメリット2:低単価の案件が多い
クラウドソーシングはクリエイターにとって便利なツールですが、一方で過剰な競争が存在することは否めません。
競争が激しいため、一部のクライアントは低単価での仕事を求めることがあります。
よって、一定の売り上げを目指した際に、低い単価が故に多くの仕事をこなさなければならない状況になることもあります。
継続的に案件を受注できていても、安定した収入を得ることは難しいかもしれません。
【クラウドソーシング】イラスト制作の相場
クラウドソーシングサイトにおけるイラスト制作の相場として、3,000円から5,000円の範囲が一般的な価格帯とされています。
上記の価格帯は、比較的簡単なイラストやアイコンの制作などの場合に該当します。
ただし、価格はプロジェクトの規模や難易度、クライアントの予算によって変動するため、必ずしもこの範囲に収まりません。
一部のプロジェクトでは、より高額な報酬が設定されることもあります。
イラストレーターとしては、自身のスキルや経験、作品の品質などを考慮しながら、適切な価格を設定する必要があります。
また、クラウドソーシングサイトでの競争が激しい場合は、自身の強みや差別化を示すことが重要です。
細かい相場については下の記事も参考にしてください
イラスト案件にオススメのクラウドソーシング2選
本項ではイラスト案件におすすめのクラウドソーシングを紹介していきます。
クラウドソーシング1:ココナラ
ココナラ は「スキルのフリーマーケット」として知られており、個人がさまざまなスキルを売買する場として活用できます。
ビジネス関連からプライベート利用まで、幅広いスキルを持つ個人が気軽に参加できることが最大の魅力です。
ココナラでは、スキルの出品価格が500円から可能です。
これにより、初心者の方が実務経験を積むために多くの案件に携わることができます。
低価格での取引が多いため、数多くの仕事をこなすことでスキルを向上させるチャンスが得られます。
クラウドソーシング2:SKIMA
SKIMA は、他のプラットフォームとは異なり、イラスト制作に特化したサービスです。
このサービスでは、クライアントが個人のイラストレーターにイラストを依頼することができ、これを「コミッションサービス」と呼んでいます。
SKIMAはイラストに特化しているため、イラスト制作案件が豊富にあります。
ただし、ビジネス向けの案件よりも、サブカルチャーや同人サークルなどの趣味やファンアートに関連した案件が中心です。
したがって、SKIMAを利用する際は、サブカルチャーや同人活動に関心のある方へ特におすすめです。