はじめまして。cHasLogの運営に携わっているPomCatです。
結論から書くと、スマホやパソコンを大学のWi-Fiへ接続すると検索履歴は全て残るため、不必要なサイトやSNSを閲覧していた場合はバレてしまいます。
大学側がセキュリティツールを導入していた場合、怪しいサイトへアクセスすると自動で通知が送られるのでバレる可能性が高くなります
もちろん、管理者がしっかりチェックしていなければ検索履歴がバレない可能性もありますが、できるだけ大学のWi-Fiへ接続した状態で私的な利用はしない方がよいでしょう。
もし、どうしても大学のWi-Fiで自由に検索をしたい場合はNordVPNなどのVPNサービスを使い、大学のルーターやSyslogサーバーに検索履歴が残らないようにするとよいでしょう。
VPNは「Virtual Private Network」の略で、日本語で「仮想私設ネットワーク」と言います。
インターネット上で、データを暗号化して送受信することで、安全に通信を行えるようにする技術です。
これにより、インターネットを通じて遠隔地にあるネットワークに安全にアクセスしたり、データの盗聴や改ざんを防いだりすることができます。
主に、企業が遠隔地のオフィス同士を安全に繋ぐためや、個人がインターネットの利用を安全に保つために使用されます。
NordVPNであれば月額510円から利用でき、大学のWi-Fiだけでなく、スタバやマックのフリーWi-Fiも安全に利用できるため、どこでもインターネットを安全に使いたい場合はオススメです。
スマホを大学のWi-Fiに繋ぐと検索履歴がバレる原因3選
冒頭でも書いた通り、私的なスマホやパソコンを大学のWi-Fiへ接続すると検索履歴はバレてしまいます。
私的なスマホやパソコンで検索した内容や閲覧履歴は下記へ自動で保存されるため、各保存媒体の詳細を詳しく解説します。
原因1:大学のWi-Fiルーター
Wi-Fiルーターにはインターネット接続を中継する機能(ルーター機能)があり、スマホやパソコンなどのデバイスがウェブ上でやり取りするさまざまな履歴を保存しています。
つまり、大学のWi-Fiへスマホやゲーム端末を接続している限り、大学のWi-Fiルーターに履歴が残ることは避けられません。
ただし、取得する履歴の種類は情報漏えいや不正アクセスの判断に役立つ下記などが多いです。
あくまでもセキュリティや不正アクセスの検知が目的であるため、ユーザーの閲覧履歴を取得することがメインではありませんが…。セキュリティーの一環として取得している大学もあります。
第2条 本学においては、前条の目的を達するため、京都大学の情報セキュリティ対策に関する規程(平成15年達示43号。以下「対策規程」という。)の定めるところにより、以下の対策を行う。
(1) 情報セキュリティ組織体制の整備
(2) 情報資産の保護
(3) 情報システムのセキュリティの維持及び向上
(4) インシデントへの対処
(5) ネットワークの監視及び利用情報の取得
(6) 監査、点検及び情報セキュリティポリシーの更新等出典 : 京都大学における情報セキュリティの基本方針
京都大学ではネットワークの監視&利用情報の取得を行っていることを明言しています。大学のHPなどに明記していることもありますので自身の学校の場合はどうか確認しましょう。
大学では業務用ルーターを導入しているケースがあるので、サイトへの接続時間や閲覧履歴を取得している可能性は十分あります
大学では、誰の端末か識別できることがあります。特定のサイト(大学内の機密情報を扱っているサイトなど)へ入るときに、生体認証を行うことがあります。どの端末を利用して生体認証を行ったか大学側でデータ化していれば、ほかのログからもいつ・どんなことに利用していたかがわかってしまいます。
また、私が勤務していた学校では、市区町村サーバー上に一定期間、閲覧履歴などが自動保存されているようでした。
小学校や中学校でも、閲覧履歴や検索履歴が保存されていますので、学校のWi-Fiに接続している間は、検索履歴が残ると考えたほうがいいでしょう。
原因2:セキュリティソフト
大学が導入しているパーソナルファイアウォールなどのセキュリティソフトに私的なスマホの通信履歴が残る場合があり、この場合はウェブ上での検索履歴が確実にバレてしまいます。
特にURLフィルタリング機能を搭載したセキュリティソフトは、Wi-Fi接続者が有害なWebサイトへアクセスしていないかを監視しており、接続したWebサイトなどの履歴を保存しています。
高価なセキュリティソフトであれば下記の詳細な閲覧履歴を記録できるため、誰が何を検索していたのかバレやすいです。
- アクセスしたデバイスの機種や端末番号
- アクセスした時間や日にち
- サイトを閲覧していた時間
- どのWebサイトへアクセスしたか
サイトを閲覧していた時間も取得できるので、「間違えてアクセスしただけ」などの言い訳が通じない…
もし大学がセキュリティソフトを導入していた場合、ahamoなどの大容量プランを使ってスマホで検索するかNordVPNなどのVPNサービスを利用することがオススメです。
ahamoでテザリングすれば、ゲーム端末なども接続できます。
原因3:UTMやSyslogサーバ
大学がUTMやSyslogサーバなどを導入していた場合、大学のWi-Fiへ接続して検索した内容は確実にバレてしまいます。
UTM(Unified Threat Management/統合脅威管理)はネットワークセキュリティ機能を1台にまとめたハードウェアなのですが、一般的なWi-Fiルーターに残らない履歴や情報を詳細に検知&記録できます。
また、大学がSyslogサーバ機能のあるWi-Fiルーターを導入していた場合、Wi-Fiルーターで取得した履歴や情報をNAS(Network-Attached Storage)などで長期保存しています。
つまり、UTMで詳細な検索履歴やアクセスした端末を検知&記録し、NASへ長期保存できてしまうので、大学の管理者が調べれば簡単に私的な利用がバレてしまいます。
大きな大学や情報系の大学では上記のシステムを導入している可能性が高いため、私的な検索をしたい場合は自身のスマホ回線やモバイルWi-Fiなどがオススメです。
ahamoや楽天モバイルであれば格安で大容量のデータ通信を行えるため、安全に利用したい場合は参考にしてください。
比較項目 | ahamo | 楽天モバイル |
---|---|---|
料金プラン | 20GBで月額2,970円 100GBで月額4,950円 | データ使用量に応じて月額料金が変動 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB以上で3,278円 |
通話料金 | 5分かけ放題が基本。 無制限かけ放題は月額1,100円 | 専用アプリ『Rakuten Link』利用で無制限無料。 標準アプリは30秒22円、10分かけ放題オプション月額1,100円 |
通信速度 | 平均速度約95.68Mbps | 平均速度約31.16Mbps |
サポート体制 | オンラインが基本。 ドコモショップで対応可能だが手数料3,300円 | オンラインと実店舗で対応。 店舗数は600店舗以上 |
キャンペーン | 特になし | 3ヶ月無料、のりかえキャンペーン、 端末購入でのポイント還元など多数 |
その他の特徴 | 高品質&広範囲のドコモ回線 | 楽天ポイントが貯まる 自社回線エリア内での使用がお得 |
大学へバレずにWi-Fiを利用する方法4選
大学へ検索履歴や閲覧履歴をバレずにWi-Fiを利用する方法には下記があるため、詳しい内容を解説していきます。
短い時間だけ大学のWi-Fiを利用する
大学のWi-Fiへ長期的&頻繁に接続していると,管理者の目につきやすいので、検索履歴や使用用途を調べられる可能性が高くなります。
検索履歴や使用用途を調べられれば大学のWi-Fiを時間外に利用していることや無断使用していることがバレてしまうため、本当に必要なタイミングで短時間だけ利用することがオススメです。
短時間だけの利用であれば管理者も「間違えて接続したのかな」と思いやすいため、詳細な検索履歴や情報を調べない可能性が高くなります。
接続がバレた場合でも短時間なら「間違えて繋げてしまった」と言い訳しやすいです
ネット接続を暗号化できるVPNを使う
大学のWi-Fiへ接続しながら検索履歴や閲覧履歴を残したくない場合はNordVPNなどのVPNサービスを利用することがオススメです。
VPNは「Virtual Private Network」の略で、日本語で「仮想私設ネットワーク」と言います。
インターネット上で、データを暗号化して送受信することで、安全に通信を行えるようにする技術です。
これにより、インターネットを通じて遠隔地にあるネットワークに安全にアクセスしたり、データの盗聴や改ざんを防いだりすることができます。
主に、企業が遠隔地のオフィス同士を安全に繋ぐためや、個人がインターネットの利用を安全に保つために使用されます。
VPNを利用すれば大学のWi-Fiを使っている状態であっても、スマホとWi-Fiルーター間のネット通信が暗号化された状態になり、大学のWi-Fiルーターで検索履歴を取得しにくくなります。
ただし、Wi-Fiルーター側で暗号化された通信があることは分かるので、VPNを使っていることはバレます
VPNで検索履歴が分からないようになるため、「大学のWi-Fiへ接続していいけど、授業に不要なサイトは見るな」という大学であればNordVPNで十分対策できます。
VPNサービスを提供しているNordVPNであれば月額510円から利用でき、スマホやPCなどの複数デバイスへ対応しています。
大学のWi-Fiへ安全に接続するだけであればスタンダードプランで十分なので、月額の負担も小さいです。
NordVPNのプラン | コンプリートプラン | プラスプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
1ヶ月プラン(サブスク) | 2,290円/月 | 2,130円/月 | 1,970円/月 |
1年プラン | 1,070円/月 一括12,840円 | 910円/月 一括10,920円 | 750円/月 一括9,000円 |
2年プラン | 830円/月 一括19,920円 | 670円/月 一括16,080円 | 510円/月 一括12,240円 |
大学以外のWi-Fiでも安全に接続できるので、フリーWi-Fiを利用する時も安全です
私もNordVPNを使っており、商業施設やカフェなどでブログ記事を執筆する時は必ずスマホとPCの通信を暗号化するようにしています。
しかも、NordVPNであれば「NordVPNでYouTubeプレミアムを安くする方法」があるため、安全性以外でのメリットもあります。
大学のWi-Fiルーターやサーバーへ検索履歴を残さないだけならNordVPNで十分なので、大学のWi-Fiへ安全に接続したい場合はオススメです。
モバイルWi-Fiルーターを利用する
モバイルWi-Fiルーターであればネット通信が暗号化されており、大学のWi-Fiへ接続する必要もないので、大学内でも安全にネットを利用してオンラインゲームなどもできます。
モバイルWi-Fiルーターは自宅や外出先でもネットへ接続できるデータ通信端末です
モバイルWi-Fiルーターで人気な製品には「ポケットWi-Fi」と「WiMAX」があり、両者の違いは下記の通りです。
特徴 | ポケットWi-Fi | WiMAX |
---|---|---|
回線種類 | キャリア回線やクラウドSIMを使用 | WiMAX回線を使用 |
月額費用 | チャージ式は月額0円~ | 月額3480円~ |
通信速度 | 下り最大2.4Gbps | 下り最大3.9Gbps |
エリア | 5G、FDD-LTEなど複数の通信方式に対応 | 5G、au 4G LTE、WiMAX 2+に対応 |
重量 | 約240g | 約174g |
最大接続台数 | 30台ほど | 16台ほど |
利用可能データ量 | プランによる オプションで通信容量無制限可能 | 月間データ容量無制限 |
契約期間 | 契約期間なしのプランあり | 一部プランに契約期間なしのオプションあり |
回線提供 | Y!モバイル(ソフトバンク傘下) | UQコミュニケーションズ(au傘下) |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
どちらも安全にネットを利用できる点では同じですが、上表の違いがあるため、基本的には下記のようにオススメしています。
大学内だとスマホをあんまり触らなかったので、ポケットWi-Fi派ですね
「ポケットWi-Fi」と「WiMAX」のどちらでも大学内で快適にインターネットを利用できるため、自身の用途に合ったモバイルWi-Fiルーターを選んでください。
スマホ回線を大容量プランへ変更する
普段から使っているスマホの回線は通信内容が暗号化されており、もちろん検索履歴が大学に保存されているわけではないので、大学のWi-Fiと違って安全にネットを利用できます。
ただし、Wi-Fiでなければスマホのデータ通信料がかかってしまうため、どこでも気にせずにネットを利用したい場合はスマホ回線をahamoなどの大容量プランへ変更することがオススメです。
特にドコモが提供している「ahamo」と「楽天モバイル」は大容量プランで人気な回線であり、詳しい比較は下表になります。
比較項目 | ahamo | 楽天モバイル |
---|---|---|
料金プラン | 20GBで月額2,970円 100GBで月額4,950円 | データ使用量に応じて月額料金が変動 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB以上で3,278円 |
通話料金 | 5分かけ放題が基本。 無制限かけ放題は月額1,100円 | 専用アプリ『Rakuten Link』利用で無制限無料。 標準アプリは30秒22円、10分かけ放題オプション月額1,100円 |
通信速度 | 平均速度約95.68Mbps | 平均速度約31.16Mbps |
サポート体制 | オンラインが基本。 ドコモショップで対応可能だが手数料3,300円 | オンラインと実店舗で対応。 店舗数は600店舗以上 |
キャンペーン | 特になし | 3ヶ月無料、のりかえキャンペーン、 端末購入でのポイント還元など多数 |
その他の特徴 | 高品質&広範囲のドコモ回線 | 楽天ポイントが貯まる 自社回線エリア内での使用がお得 |
ahamoと楽天モバイルは低価格で大容量なので大学内や外出先で使う場合にオススメ
データ容量無制限の楽天モバイルはドコモのahamoよりもコスパで優れていますが、田舎では繋がりにくいケースがあります。
そのため、住んでいるエリアに合わせてahamoと楽天モバイルのどちらかを選択することがオススメです。
大学のWi-Fiを無断使用するとバレる?
大学ではセキュリティ強化のために業務用ルーターや専用セキュリティソフトを導入しており、大学のWi-Fiをスマホで無断使用するとバレやすい環境になっています。
業務用ルーターであればWi-Fiへアクセスしてきた端末が許可されている端末かどうかが分かるため、無断使用をするとすぐに管理者へバレてしまいます。
大学によっては無断使用を黙認している場合もありますが、何かあった時に疑われるのでリスクはあります
そのため、大学側から私的なスマホを大学のWi-Fiへ繋がないように指示を受けている場合は接続を諦めたほうがよいでしょう。
下記の方法であれば大学内でもインターネットを安全に利用できるため、大学内で私的な接続をしたい場合はオススメです。