この記事は以下の要望や悩みを持つ方にオススメです。
- 切り抜き動画が流行っているけど、本当に稼げるの?
- 切り抜きチャンネルってBANされない?
- 今から切り抜きチャンネルを初めて稼げるか知リたい
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
現在、ひろゆきさんや人気Vtuberの存在によってライブ配信の面白い場面や珍しい場面のみを切り抜いた動画である”切り抜き”が大人気です。

また、切り抜きを投稿しているチャンネル(切り抜き師)の中には「サラリーマン以上の収入を得ている人がいる」と噂されるほど収入面からも人気です。
しかし、切り抜きは他人の著作物を利用したコンテンツであるため、実際に稼げるのか疑問に思う人も多いです。
そこで、この記事では動画投稿活動もしている私が「切り抜き動画は楽に稼げるのか」解説していきます。
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本当に切り抜きチャンネルは稼げているのか確認してみる
まずは数値上、切り抜きチャンネルが本当に稼げているのか確認してみましょう。
YouTube検索で「切り抜き」と入力して表示された下記のチャンネルをチャンネル収益が推定できるSocialBlade.comで調べてみます。
- 切り抜きチャンネル(ジャンル:Vtuber関連、収益情報は不明)
- ひろゆきの部屋【切り抜き】(ジャンル:ひろゆき、収益は折半)
- 加藤純一切り抜き集(ジャンル:加藤純一、収益は折半)
ただし、SocialBlade.comは収益計算がガバガバなので私のチャンネル収益計算と照らし合わせながら、各切り抜きチャンネルがどれくらい稼いでいるのか予測していきます。


実際の収益は範囲内に入ってる↑
また、今回の記事で上記のチャンネルを選んだ理由は切り抜きチャンネルの中でも公開している登録者数が多かったからであり、個人的な忖度があるわけではありません。
切り抜きチャンネル(ジャンル:Vtuber関連)
切り抜きチャンネルさんはVtuber関連の非公式切り抜きチャンネルであり、執筆時のチャンネル登録者数は約5万人です。
SocialBlade.comで推定収益を計算すると、下画像が表示されます。

中央に表示されている$6.4K~$101.8Kが一か月間の推定収益、$76.3K~$1.2Mが一年間の推定収益になります。
仮に1ドル=100円として計算すると、月収は64万~1018万円であり、年収は763万~1億2千万円となります。
これだけ書くとめちゃくちゃ稼いでいるように見えますが、この収益は複数広告などを考えずに全てのチャンネルで同じ再生単価を用いていると考えられます。
そのため、再生時間が短い切り抜きチャンネルは表示されている年収の低い側である可能性が高いです。

大半の動画が5分未満↓

ちなみに、再生時間の長さと収益の関係性が分からない場合は下記事を参照してください。
以上のことから、切り抜きチャンネルさんの年収は763万〜1500万円くらいと考えられます。
現在、サラリーマンの平均年収は450万円ほどらしいので、余裕でサラリーマンの年収を超えていますね。
ひろゆきの部屋【切り抜き】(ジャンル:ひろゆき、収益は折半)
次に、登録者数28万人であるひろゆきの部屋【切り抜き】さんの推定収益を確認していきます。
ひろゆきの部屋【切り抜き】さんはひろゆきさんが認めている公式チャンネルであり、収益も折半になっています。

先ほど説明した切り抜きチャンネルさんと同様の方法で日本円の収益を表示すると、月収が118万~1887万円、年収が1415万~2億3千万円となります。
ただし、ひろゆきの部屋【切り抜き】さんも投稿している動画は8分未満の動画が多いため、複数広告は付いていません。

そのため、推定年収は1415万~2億3千万円ですが、どちらかと言えば1415万円側であると考えられます。
また、収益は切り抜き元であるひろゆきさんと折半になっているため、実際の収益は半分になっています。
したがって、だいたいの年収は700万〜1400万円ほどではないかと考えています。
加藤純一切り抜き集(ジャンル:加藤純一、収益は折半)
最後に登録者数47万人の加藤純一切り抜き集さんの推定収益を確認します。
加藤純一切り抜き集さんも加藤純一さんから許可を頂いているチャンネルであり、収益は折半となっています。

先ほどの2チャンネルと同じ方法で日本円に変換すると、月収は93万~1482万円、年収は1112万~1億8千万円となっています。
また、加藤純一切り抜き集さんは切り抜きですが、8分を超える動画も比較的多いです。(執筆時の直近20本中8本が8分超え動画)

そのため、収益単価は他の切り抜きチャンネルに比べると高いことが予測出来ます。
ただし、収益自体は加藤純一さんと折半になっているため、実際の年収はおよそ800万〜1600万円ほどだと考えられます。
切り抜きは稼げるが、もう楽には稼げない?
各分野の切り抜きチャンネルを調べた結果、月収60万円以上も稼いでいるチャンネルがありました。
しかし、全ての切り抜きチャンネルが上で説明したチャンネルの様に稼げているわけではありません。

そもそも上記3つはトップ切り抜きチャンネル
登録者数が少ないチャンネルを探すと、3か月以上投稿しているのに収益化出来ていないチャンネルも多数あります。

また、1か月以上切り抜きを投稿していないチャンネルも多く、再生回数も大手の切り抜きチャンネルへ集中しています。
つまり、段々と新規or登録者が少ない切り抜きチャンネルでは稼ぎにくい状況になっています。
主に稼ぎにくくなっている原因には下記があるため、詳細に解説していきます。
- 本人が収益化を許可していない
- 切り抜きチャンネルが多すぎる
- 切り抜き作業が楽ではない
- YouTubeが収益化を許可しない
本人が収益化を許可していない
まず、切り抜きは勝手に行った場合、著作権違反になるため、いつ動画が削除されてもおかしくありません。
そこで、現在多くの切り抜きがされているチャンネルでは収益を折半or収益化禁止で切り抜きを許可しています。

収益化禁止であれば最初から問題ありませんが、折半の場合は本人または代理の会社へ収益化の許可を頂く必要があります。
しかし、現在では十分な数の切り抜きチャンネルが存在するため、新規の切り抜きチャンネルの収益化を許可していないケースも多いです。
また、下ツイートのえなこさんのように切り抜きチャンネルへ規制を設けることも珍しくありません。
当然、規制されれば収益化出来ないどころか、チャンネルごと消されることになるため、稼ぐことは出来ない状態になります。
切り抜きチャンネルが多すぎる
次に、切り抜きが稼げなくなっている原因は切り抜きチャンネルが多すぎることです。
YouTubeではライバルが多いジャンルほど競争が厳しくなっており、切り抜きジャンルも競争が激しいです。

さらに、切り抜き動画は誰が切り抜いても基本的には同じ動画になるため、他の切り抜きチャンネルと差別化することが非常に難しいです。
通常のYouTuberであれば投稿内容が被っても投稿者が全然違うため、説得力や表現方法が異なってきます。

しかし、切り抜きは同じ部分を切り抜くと誰が切り抜いても同じような動画にしかならないため、視聴者はどの切り抜きチャンネルを見ているのかすら気づいていないことも珍しくありません。
その結果、視聴者は登録者数が多い切り抜きチャネルだけを登録しておき、弱小切り抜きチャンネルは関連で表示されたら見る程度になることが多いです。
この状態になると再生回数だけは増えますが、登録者数がなかなか増えなくて断念するチャンネルが出てきます。
切り抜き作業は楽でない
記事のタイトルにも「楽」とありますが、切り抜きは決して楽な作業ではありません。
元々、切り抜きが趣味な人や推しを切り抜いている人は楽に感じるかもしれませんが、収益の為に推しでも無い人の配信を数時間、数十時間分も再生するのはほぼ拷問です。
切り抜く部分を決めた後も字幕や補足を付けてサムネも作らなければいけないため、とても楽とは言えません。

切り抜きなのにめちゃくちゃ編集してある↓

しかも、収益化条件を達成しなければ1円も入ってこないうえ、収益化出来てもライバルが多ければ視聴者を取られやすいので労力に見合わない額しか稼げないこともあります。
だからと言ってサムネやタイトルで釣る内容にすると、えなこさんの切り抜きチャンネルのように規制が起きるケースもあります。
そのため、切り抜きは決して楽な作業では無く、稼ぐためには戦略を考える必要があります。
YouTubeが収益化を許可しない
切り抜き動画に需要があることは事実ですが、既存コンテンツの複製である切り抜きを嫌っている人は多く、YouTubeも収益化を許可していないチャンネルがあります。
例えばPROWRESTLING SHIBATAR ZZのシバターさんは切り抜き動画を「オリジナル性が無い動画」として嫌っています。

また、YouTubeでも切り抜きは「コンテンツの繰り返し」に該当する判断をしており、下画像のように収益化審査に落ちているチャンネルも珍しくありません。


ひろゆきさんの切り抜きは数も多いから落ちやすいかもね
今後もYouTubeならびにGoogleの運営方針が変わらなければ、オリジナリティが低いチャンネルは次々に収益化出来ない状態になります。
そのため、今から切り抜きチャンネルで稼ぐためには普通に切り抜いているだけは駄目であり、必ず何かしらの対策が必要です。
切り抜きチャンネルで稼ぐには〇〇が大切
実は後発組が切り抜きチャンネルで稼ぐためには外注作業と自作サムネ、SNSフォロワー数が大切になります。
ざっくりと理由だけ紹介しておくと、下記のようになります。
- 外注作業:切り抜きは「動画数=チャンネルのパワー」であり、投稿頻度が高ければインプレッション数が急増する
- 自作サムネ:サムネイルは動画のクリック率へ影響するので、Photoshopを使って自分で編集する
- SNSフォロワー数:動画の拡散するために必要な数字であり、収益化停止を受けた場合は絶対に役立つ
上記の詳細と具体的な方法について解説しておきます。
〇〇でインプレッション数を上げる
切り抜きチャンネルは動画数さえあれば一気にインプレッション数を上げることが可能です。

インプレッション数が何か分からない場合は下記事へ
なぜなら、切り抜きは誰が作っても同じ動画なので動画の内容に大きな差は無く、動画数の多さが再生回数へ大きく影響するからです。

関連動画には同じチャンネルの動画が表示されやすいからね
しかし、切り抜き作業は決して楽では無いので「ココナラ」や「クラウドワークス
」で外注することがオススメです。
実際にクラウドワークスでは切り抜き作業を依頼している運営者がおり、1日に数本も投稿しているチャンネルは全部外注で動画を作っています。

外注を利用すればチャンネルも一気に成長しますし、切り抜き作業をやらなくても良いので楽をしながら稼ぐことも出来ます。
クリック率を上げるなら〇〇が必須
切り抜きは誰が作っても同じような動画にはなりますが、それでもサムネイルの魅力に1%の違いがあるだけで再生回数は大きく変わります。

普段の動画よりクリック率が2%高いだけで170万再生↓

そのため、サムネイル作りだけは自身でAdobeのPhotoshopを勉強し、画像の合成やレイアウト、文字の配置などを調整していく必要があります。
ちなみに、Photoshopがオススメの理由は機能の多さと使いやすさであり、超人気YouTuberである東海オンエアさんもPhotoshopでサムネイルを作っています。

現在ある画像編集ソフトではPhotoshopが1番有名であり、無料版もあるので導入していない場合はオススメです。
切り抜きの収益化停止対策は〇〇!
切り抜きチャンネルはコンテンツの都合上、YouTubeのAIによる収益化停止を受けやすいです。
収益化停止対策の方法は色々ありますが、1番確実で簡単に出来る方法が「SNSのフォロワーを増やす」です。
実は、チャンネルが収益化停止になった場合はチームYouTubeへ相談することが多いのですが、チームYouTubeはSNSのフォロワー数でチャンネルの価値を判断している節があります。
実際にポランさんによると、いいね500超えのリプライは対応してもらえる可能性が高く、収益化停止も戻りやすいみたいです。

そのため、YouTubeチャンネルの開設と同時に他のSNSアカウントも作り、地道にフォロワーを増やしておくことがオススメです。
他の人はこんな記事も読んでいます
当ブログ「ちゃすろぐ」では他にもYouTubeに関する記事を執筆しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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