この記事は以下の悩みや要望を持つ方にオススメです。
- VideoEditorの評判が気になる…
- EaseUS VideoEditorは安全なの?
- VideoConverterも安全なの?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に書いておくと、EaseUS VideoEditorは「自動字幕起こし機能」も使えるメリットがあるものの、本社が中国にあります。
チャイナリスクによる潜在的な危険性があるため、気になる場合はAdobeのPremiere Pro、気にならない場合はVideoEditorがオススメです。
EaseUS VideoEditorやVideoConverterの安全性【危険】
結論から言うと、EaseUS VideoEditorやVideoConverterの評判は十分高く、一定の安全性も担保されています。
EaseUS VideoEditorやVideoConverterは安全なの?
そもそもEaseUSのVideoEditorやVideoConverterは中国のソフトウェア開発会社「EaseUS」が販売しているので、安全性で不安を感じる人は多いと思います。
しかし、EaseUSのソフトは三菱やYAMAHA、日立でも採用されており、超大企業であるMicrosoftも使用しています。
もちろん、大企業が採用していれば確実に安全という訳ではありませんが、各社ではソフトを分析したうえで使っているので一定の安全性は担保されています。
公式サイトから無料体験版もダウンロードできるので、安全性をチェックしたい場合は試してみてください。
チャイナリスクはあるので注意
EaseUS自体に潜む安全上の危険性は小さいですが、EaseUSが中国で設立された以上、チャイナリスクは避けて通れません。
チャイナリスクとは、中国政府の政治的、軍事的、社会的な緊張が高まることで、中国自体や周辺地域の経済が先行き不透明になる可能性があるリスクです。
中国であれば下記のリスクがあり、サービスの廃止や商品の価格が変動するなどの影響も及ぼすことがあります。
- 政治的な不安定:中国は、共産主義政権の下で統治されており、政治的な不安定が続いています。
また、香港問題やウイグル問題など、人権問題があり、国際社会との対立が深まっています。 - 貿易紛争:米中貿易戦争や日中関係など、中国は世界各国との貿易紛争が起きやすい国であり、経済的なリスクがあります。
- 軍事的な脅威:中国は、軍事的な脅威を示唆する動きを見せています。南シナ海の軍事拠点化や、台湾への圧力などが挙げられます。
チャイナリスクによって下記の様な状態になることも考えられるので、他の動画編集ソフトを検討するのも良いでしょう。
- 日本ではソフトのアップデートが出来なくなる
- 一部のサービスの内容が改悪される
- 中国政府が顧客の利用データ開示を求める
日本と同盟を結んでいるアメリカに本社があるAdobeであれば上記のリスクが小さく、Premiere Proという優秀な動画編集ソフトがあるのでオススメです。
Premiere Proならいろんなファイルの変換も可能です
【評判】EaseUS VideoEditorのメリット
私がEaseUS VideoEditorを使ってみて分かった良い評判(評価)は下記の通りです。
- 低価格帯ソフトなので動画編集初心者でも買いやすい
- YouTube用の動画なら十分な編集機能がある
- 自動字幕起こし機能があり、編集作業の手間を省ける
- 説明書を読まなくても、直感的に動画編集が出来る
- 無料で利用できるテンプレートや素材が豊富
- 字幕や音源のみの出力もでき、他ソフトと併用できる
チャイナリスクを無視すればPremiereProよりもコスパがヤバい
【評判】EaseUS VideoEditorのデメリット
私がEaseUS VideoEditorを使ってみて分かった悪い評判(評価)は下記の通りです。
- 有料ソフトでは軽めだが、無料ソフトと比べると動作が重い
- 素材を一括ダウンロードできず、初めて動画を編集する時は待たなければいけない
- 自動字幕の精度がまだ低い
- 素材を検索する機能が無く、数が増えると探すのは大変
- 4Kの動画を読み込んでもフルHDまでしか出力できない
4Kを出力できないのは残念…
上記のデメリットに加え、チャイナリスクもあるので、危険性を意識したい場合はAdobeのPremiere Proがオススメです。
EaseUS VideoEditorの価格と使い方
ここからはEaseUS VideoEditorの価格や基本的な使い方について解説します。
VideoEditorダウンロード版の価格
ダウンロード版は下の料金表通り1ヶ月のプランで3590円、1年間のプランで5990円、買い切り型で9590円となっています。
また、ダウンロード版を同価格帯である「Filmora」と比較した結果が下表であり、1年間まではVideoEditorの方が安いです。
製品名 | EaseUS Video Editor | Wondershare Filmora X |
1ヶ月 | 3590円 | 無し |
1年間 | 5990円 | 6180円 |
買い切り | 9590円 | 8480円 |
公式サイトから無料体験版をインストールできるので、気になる場合は使ってみてください
VideoEditorパッケージ版の価格
EaseUS Video EditorはWindows用の動画編集ソフトであり、パッケージ版がAmazonで7384円です。
他のパッケージ版動画編集ソフトと価格を比較した結果が下表であり、購入しやすい価格となっています。
EaseUS Video Editor | Wondershare Filmora X | PowerDirector Ultra | Adobe Premiere Elements |
7384円 | 9980円 | 13520円 | 19580円 |
VideoEditorの使用環境と起動方法
今回EaseUS Video Editorを使用するPCのスペックを表記しておくため、自身のPCスペックと照らし合わせながら参考にしてください。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i5-10400 |
GPU | インテル UHDグラフィックス630 |
RAM | 16GB |
ROM | SSD 256GB |
EaseUS Video Editorの動画編集ソフトを起動すると、下画像のように画面比率を選択する項目が出てきます。
今回はYouTubeへの動画投稿で一番多く使われるであろう「16:9」の画面比率で使い方を解説していきます。
初めて編集画面を開くと下画像のように編集方法を自動で説明してくれます。
動画編集の経験がない人でも何をすればよいのか簡単に分かる点は非常にオススメなポイントです。
VideoEditorで動画を読み込む方法
まず、EaseUS Video Editorの編集画面は下画像のようになっており、全体的な構成はPowerDirectorやFilmora、iMovieに似ています。
動画を読み込む時は下記の方法があり、avi、mpeg、wmv、mov、mp4を読み込めます。
- 上画像で「そざい」と書かれたエリアをダブルクリックする
- 直接、素材をドラッグ&ドロップする
- 下画像の「インポート」から動画を選択する
読み込みの速度は動画サイズが45.1MBの動画で約0.4秒ほどであり、完了すると「そざい」へ動画が表示されます。
読み込んだ動画のカットや色調整などの編集はタイムラインへ動画素材を移すことで可能です。
動画をタイムラインへ移す方法は下記の4つであり、事前知識なしでも簡単にタイムライン上へ動画を移せます。
- 素材エリアにある動画をドラッグ&ドロップでタイムライン上へ移動する
- 素材エリアにある動画を右クリックし、「トラップに追加」を選択する
- 素材エリアにある動画に表示されている「+」をクリックする
- Windowsのフォルダから直接ドラッグ&ドロップする(自動で素材エリアにも追加される)
VideoEditorで可能な動画編集
タイムライン上へ追加した動画素材を右クリック、または動画素材を選択した状態で下画像のアイコンをクリックすると下表の編集作業が可能です。
編集 | 速度や彩度などの調整が可能なページが開く |
クロップ | 画面の一部分を切り取る機能。 |
ミュート | 動画の音量を0にする機能。40%にしたい時などは「編集」から |
デタッチ | 動画の映像と音声ファイルを切り分ける機能。ゲーム実況の音ズレを直したい時に便利 |
音声強調 | 音声が強調される機能。正直使ったけどよく分からない(有料版限定) |
ズーム | 動画の一部分を拡大する機能。アスペクト比の変更も可能 |
モザイク | 動画の一部分にモザイクを付ける機能。YouTubeのモザイク機能と似ている |
字幕に変換 | 動画内の音声を自動で字幕にしてくれる機能。有料版限定だが超オススメ機能! |
クロマキー合成 | 動画の一部分を透明にする機能。グリーンバックと合わせて使いたい機能 |
分割 | 動画をタイムライン上の再生位置で分ける機能。カット編集の基本となる機能であり、「ctrl+B」のショートカットもある |
個人的には「字幕に変換」の機能が非常に便利でした↓
通常、動画内のセリフを字幕化するのは非常に大変ですが、「字幕に変換」を使えば上画像のように自動で字幕を付けてくれます。
字幕の精度はYouTubeの自動字幕と同じレベルですが、表示タイミングは完璧なので自動字幕を編集するだけで字幕入れが終わります。
YouTubeは字幕の有無で視聴者維持率が変化するため、自動字幕起こし機能がある点は非常にオススメです。
VideoEditorで倍速・逆再生の方法
「編集」機能を選択すると、下画像の「ビデオ」欄が表示され、動画の速度や逆再生、向きなどを変更できます。
逆再生は動画編集アプリにはほとんど無い機能なのでオススメですが、逆再生へ変換を行う際に時間がかかります。
EaseUS VideoEditorで動画の色調整方法
「色調整」の欄ではコントラストや彩度、色調を調節することが可能です。
美容系YouTuberやルックスを大切にしているYouTuberの場合は、色の調節で印象が大きく変わる為、細かく調節出来るのは嬉しいポイントです。
他にも動画に音声がある場合は「オーディオ」の欄から音量調整やフェードイン、フェードアウトも可能です。
動画にテキストを追加する方法と便利な機能
動画にテキストを追加する方法は下記の2種類があります。
- 下画像に表記されている「新しい字幕を挿入」をクリック
- 下画像に映っているテキスト素材を「+」するか、ドラッグ&ドロップ
「新しい字幕を挿入」はアニメーションが無い普通の字幕であり、英字で色々書いてある素材はアニメーションや文字サイズ、フォントなどが凝っています。
テキスト素材は約30種類あり、自由に使う事が出来ますが、初めて使う素材はダウンロードする必要があるため若干めんどくさいです。
「新しい字幕を挿入」のテキストを編集
「新しい字幕を挿入」のテキストを編集する方法は動画の編集と同様に「編集」を開くと下画像が表示されるためテキストの内容を調整出来ます。
上画像の「スタイル」を選択することで下画像が開き、文字のフォントやカラー、サイズなどを一括で調整することが可能です。
字幕の2重縁取りや透明度まで調整できる点は嬉しいですが、日本語のフォントは味気ないものが多いです。
youtubeやニコニコへ投稿することを考えると、フリーフォントは自分でダウンロードしておく必要があります。
方法は下の「フリーフォントのダウンロードと変更方法【Windows&Mac対応】」を確認してください。
「テキスト素材」の使い方
「新しい字幕を挿入」は下画像の「じまく」に追加されるので文字のサイズやカラーを変更すると一括で変更されます。
しかし、「テキスト素材」による文字は上画像の「テキストそざい」へ追加されていくため、一つ一つの素材ごとに文字のスタイルを決められます。
実際にテキスト素材で「編集」を開くと下画像が表示され、フォントやサイズ、縁取りなどを設定できます。
また、「モーション」に切り替えると文字の動きを調整することも可能です。
ただし、モーション自体は単調な動きが多いため、あまり利用する事は無いと思います。
さらに、追加された字幕には「音声に変換」という項目ができ、ゆっくり系動画のように機械音声が文字を読み上げることも可能です。
しかも、日本語だけでなく英語を読むことも出来るため、海外視聴者を狙いたい方にはオススメの機能です。
動画にbgmや効果音を追加する方法
動画にbgmや効果音を追加する時は主に3種類の方法があります。
- PC内に保存されている音楽を「素材」へインポートする
- PC内に保存されている音楽をタイムライン上へドラッグ&ドロップする
- 「ミュージック」にある音楽の素材を選択して追加する
Video Editorには最初から80種類以上の音楽が「ミュージック」に保存されており、ネット上からフリー音楽を探さなくても音楽を用意できます。
また、タイムライン上に追加された音楽に対して「編集」を開くと下画像が表示され、音量や速度などを調整可能です。
その他の便利な機能
EaseUS Video Editorにはダウンロードすることで利用可能になる便利な素材があります。
- 画面切替効果:動画の場面チェンジに使う素材。トランジションと呼ばれる場合も
- フィルター:動画の雰囲気を変える素材。TikTokで使われるフィルターのような機能
- オーバーレイ:動画に花吹雪や雨を降らせたりする素材。クオリティが高い
画面切替効果には下画像のようにシンプルな素材からグルグル回る素材まで色んな種類があります。
フィルターも下画像のように色んな雰囲気の素材がありますが、youtubeの動画でフィルターを使っている人はあまり見たことがありません。
オーバーレイは心霊系からポップなモノまでバリエーション豊かであり、条件に合えば素材を用いるだけでプロのような編集が出来ます。
しかも、オーバレイ素材は「オンライン素材」にも色んな素材があります。
「鳩が飛ぶシーンを入れたい」「画面にペンキを塗られるシーンが欲しい」などを思った時に調べてみると、ピッタリな素材が見つかるかもしれません。
完成した動画を出力する
完成した動画は画面左上にある「出力」からエンコードが可能です。
品質などが選べるのは当然ですが、字幕や音源のみを出力できる点は嬉しいポイントです。
特に、EaseUS Video Editorは字幕を自動で付ける機能があるため、他の高機能動画編集ソフトと組み合わせやすお字幕ファイルのみの出力はヤバいです。