この記事は以下の悩みや疑問を持つ方にオススメです。
- CapCutの安全性は大丈夫?
- CapCutの利用規約は危ない?
- CapCutにある危険性は何?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
実際にCapCutを何度か使ったことがある私がCapCutの利用規約から分かる危ない点について解説していきます。
ちなみに、CapCutの運営会社はTikTokと同じBytedanceです。
結論だけ先に書いておくと、CapCutが危ないのは事実なので、気になる場合はAdobeのPremiere Rushがオススメです。
【利用規約】CapCutが危ない理由6選【著作権】
利用規約の内容も確認しながら、CapCutの危険性や著作権を解説します。
CapCutの危険性①提供音源はフリーbgmではない
CapCutのヤバい点1つ目は「提供されている音源が全てフリーbgmでは無いこと」です。
詳細はサービス規約の「8.コンテンツ」にあります
CapCutでは動画の背景bgmや効果音に使用できる様々な音源が提供されており、著作権フリーのbgmだと思っている人も多いです。
しかし、CapCutの利用規約「8.コンテンツ」には下記の内容が記載されています。
本規約で明示的に規定されている場合を除き、本サービスからまたはそれを介して利用可能な録音物およびそれに含まれる音楽著作物に関する権利は、一切使用許諾されていません。
CapCutサービス規約より
つまり、CapCutで提供されている音源は必ずフリーbgmであるとは限りません。
実際に私はCapCutの音源をいくつか使用してYouTubeへ非公開で動画をアップしてみたところ、やはりいくつか著作権侵害の通知が届きました。
しかも、TikTokマークでは無い音源だったから驚いた
YouTubeのシステムのおかげで音源を著作権侵害をしてもチャンネルのステータスへダメージはありませんでした。
しかし、勝手に音源を使用していることは変わらないので著作者の意思によっては大問題になります。
しかも、CapCut側は音源は提供しますが、問題が起きても責任を取らないことを明記しているのでトラブルが起きたら自己責任になります。
そのため、CapCutを利用する場合は提供されている音源を使用することはオススメしません。
詳しい内容は下の「【CapCut】音楽や効果音の著作権は?」にまとめてあるので、気になった場合はチェックしてください。
CapCutの危険性②作成動画を自由に使われるリスク
CapCutのヤバい点2つ目は「自分の動画を勝手に使われる危険性があること」です。
CapCutのサービス利用規約には下記があり、CapCutユーザーであれば他のユーザーのコンテンツを自由に使えます。
お客様は、本サービスの他のユーザーが、お客様が本サービスを介してアップロードまたはその他提供するユーザーコンテンツの全部または一部を抽出して作成する可能性があることを了承します。
CapCutサービス規約より
上記文だけでは他ユーザーのコンテンツを使用して動画を作成する場合のみです。
しかし、実際にはCapCutへ素材をアップした時点で誰でも事前了承無し&ロイヤリティ無しでダウンロードや配布、派生物の作成が許可されています。
簡単に言えば、CapCutを介した時点であらゆる素材がほぼフリー素材になっており、CapCutユーザー以外でも勝手に素材を使用できるようになります。
そのため、他人に使われたくない動画や音源がある場合は、CapCutで編集することは絶対にオススメしません。
CapCutの危険性③作成動画をBytedanceに使われる
CapCutユーザーがアップした素材はCapCutの関連会社が勝手に使用することも許可されています。
おそらく、CapCutの運営会社であるBytedanceがTikTokも運営しているので、そちらで利用するための規約だと思います。
しかし、もし他のサービス・会社が出来た場合でも、自由に使われてしまうリスクがあります。
例えば、マッチングアプリのサービスを作った場合、CapCutユーザーの顔を勝手にマッチングアプリの広告やサクラとして使用できます。
上記の危険性もあるので顔出し動画を作成する場合は、AdobeのPremiere Rushなどがオススメです。
CapCutの危険性④編集動画の権利は全て放棄される
CapCutの危険性4つ目は「CapCutで作成したコンテンツの権利は全て放棄されてしまうこと」です。
上記内容の通り、CapCutで作成した動画はプライバシー権、パブリシティ権、人格権、その他類似権利を放棄することになっています。
自分の個人情報が意図しない形で拡散されても文句は言いづらいので、気になる場合はPowerDirectorスマホアプリ版などがオススメです。
CapCutの危険性⑤商用利用できない
CapCutは無料のスマホアプリでありながら高度な動画編集もできますが、下記の利用規約通り商用利用が禁止されています。
また、お客様による本プラットフォームならびに関連する当社のサービス、アプリ、商品およびコンテンツ(総称して「本サービス」)のアクセスおよび使用に関する条件を定めます。本サービスは、個人的かつ非営利的な用途のために提供されます。
引用元:CapCutサービス規約より
あくまで趣味による個人的な動画編集や非営利的な活動でのみ使用でき、収益が発生する活動では利用できません。
CapCutの利用規約はインストール時に表示されないので注意
TikTokやYouTubeで収益を得る場合も商用利用に該当するため、CapCutで編集した動画で収益を得ることは利用規約違反になります。
そのため、TikTokやYouTubeで収益を得ている場合はCapCutで動画編集をしない方が良いでしょう。
商用利用に関する詳細な内容は下の「CapCutは商用利用できる?」にまとめてあるので、そちらも参考にしてください。
CapCutの危険性⑥IPアドレスや位置情報を収集
CapCutの危ない点5つ目は「動画編集アプリにしては集める情報が多すぎること」です。
CapCutのプライバシーポリシーではIPアドレスや端末情報、おおまかな位置情報、銀行口座情報などを収集しています↓
動画編集アプリを提供する以上、アプリへの支払いや機能改善の為にユーザーの情報を収集することは分かります。
しかし、他の動画編集アプリに比べると明かに収集している情報が多いです。
正直なところ、私は部外者なので何故こんなにも情報収集しているのかは分かりません。
とは言え、CapCutを利用する動画投稿者は情報収集されていることを絶対に知っておくべきだと思います。
【結論】CapCutは危ないからオススメしない?
CapCutは危険ですが、無料動画編集アプリとして非常に優秀なことも事実なので、最終的に利用するべきかどうかはどこまでリスクを背負えるかによります。
例えば、あなたが顔出しYouTuberとして活動しており、CapCutやTikTokに自分の情報が勝手に使用されたとします。
勝手に使われる事も「宣伝」と受け取れる場合、あまりCapCutのリスクは気にならないかもしれません。
したがって、利用規約を把握したうえでCapCutを利用するかどうかを自己責任で判断してください。
CapCut以外にも優秀な動画編集アプリはあるので、それらの機能を確認してから判断しても良いと思います↓
【世界1位】Adobe Premiere Rush
Premiere Rushは世界1人気な動画編集ソフト「Premiere Pro」を提供するAdobe社の動画編集アプリです。
機能と使いやすさが両立された動画編集アプリであり、Premiere Proとの互換性もあります。
今後、PCでの動画編集も検討している場合は特にオススメな動画編集アプリです。
【素材豊富】CyberLink PowerDirector
PowerDirectorスマホアプリ版はPC用動画編集ソフト「PowerDirector」のスマホアプリ版です。
アプリ版では豊富なテンプレートやエフェクトによって手軽に動画編集ができる様になっています。
PowerDirectorの提供されている素材は全てフリー素材なので、著作権も安心です。
【珍機能含】Wondershare FilmoraGo
FilmoraGoは初心者向けPC用動画編集ソフト「Filmora」のアプリ版です。
1,000曲以上の著作権フリー音楽が使えるうえ、ARカメラを利用したアニ文字機能もあります。
スタンプやステッカーも多いので、サブ用の動画編集アプリにはオススメです。