この記事は下記の悩みや疑問を持つ人にオススメです。
- ゆっくりムービーメーカーの商用利用は可能?
- YMMの収益化やライセンスは?
- YMMやゆっくり立ち絵の利用規約は?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしている「ちゃすく」です。
この記事では実際にゆっくりムービーメーカーを利用して動画投稿している私が「YMMの商用利用」について解説していきます。
YouTubeへ下動画のようなゆっくり系動画を投稿している場合も関係あるので、最後まで読んで確認してください。
ゆっくりボイスを使ってる人は超危険!
2022年から収益化剥奪が戻らない人が急増
\VOICEROIDへの乗り換えがオススメ/
ゆっくりムービーメーカーは商用利用できるのか?
結論から言うと、ゆっくりムービーメーカー(YMM)は商用利用可能です。
しかし、YouTubeやニコニコで広告収入を得るためには完全に無料で使えるわけではありません。
まず、ゆっくりムービーメーカーには下記の要素が含まれています。
- 編集ソフトであるAviUtl
- 表情を表すゆっくり素材
- ゆっくり音声を作り出すAquesTalkシリーズ
- 【おまけ】VOICEROIDシリーズ
各要素によって商用利用の条件が異なるので、詳しく解説していきます。
AviUtl
ゆっくりムービーメーカーの大元はAviUtlから出来ています。
AviUtlはフリーの編集ソフトであり、商用利用が可能となっています。
ゆっくり素材:立ち絵製作者の規約
ゆっくり素材は厳密に言うと、ゆっくりムービーメーカーへ含まれていませんが、一緒に使われることが多いので記載しておきます。
ゆっくり素材は各配布者によって商用利用が可能かどうか決められており、ゆっくり素材製作者毎に利用規約を確認しておく必要があります。
例えば東方キャラが元になっている「らくがき式ゆっくり素材」では下表のような規約になっています。
項目 | 内容 |
---|---|
非商用動画での利用 | 可能 |
商用利用 | 禁止 |
ニコニコ動画におけるクリエイター 奨励制度の収益がある動画での利用 | 企業に所属していない個人に限り、商用利用とみなしていない為、可能 |
YouTubeにおける再生前広告の 収益がある動画での利用 | 企業に所属していない個人に限り、商用利用とみなしていない為、可能 |
Twitter等のSNSでの利用 | 個人間で楽しむ範囲内であれば使用可能 (但し改変素材につきましてはクレジット表記必須) |
アフィリエイトでの利用 | 禁止 |
改変素材の使用 | 改変者自身が個人的に使用する場合のみ可能 |
改変素材の配布 | 禁止 |
らくがき式ゆっくり素材の場合は上表の通り、YouTubeやニコニコ動画などの広告収益がメインになっている商用利用は大丈夫です。
その代わり、グッズ販売やLINEスタンプには使えない
また、らくがき式ゆっくり素材だと企業が使用する場合はYouTubeの収益であっても利用できません。
もし企業で利用したい場合は製作者に直接連絡して許可を頂くか、オリジナル素材を用意する必要があります。
オリジナルのゆっくり立ち絵を依頼する方法は下記事で解説しているので、気になる場合は参考にしてください。
ゆっくり素材:二次創作ガイドライン
ゆっくり素材へ元になっているキャラクターがいる場合は、そのガイドラインも確認する必要があります。
例えば「ゆっくり霊夢」や「ゆっくり魔理沙」を使う場合は下記の「東方Projectの二次創作ガイドライン」を確認してください。
https://touhou-project.news/guideline/より一部引用
- 東方Projectのイメージを損なう内容
- 他者の権利を侵害する、または侵害するおそれのある内容
- 東方Projectの公式コンテンツであると誤解をまねく内容
- スクリーンショット、プレイ動画以外のゲーム素材を使用、公開する行為
- 原作ゲームのエンディングを公開する行為
- 原作コンテンツや二次創作物を利用し、個人の思想を発信する行為
東方Projectの二次創作ガイドラインでは、基本的に個人クリエイターがYouTubeやニコニコ動画で収益を貰っている場合は問題ありません。
問題がある場合は利用が停止になります
ただし、企業としてゆっくり実況・解説を行っている場合は個別に問い合わせを行う必要があります。
もし問い合わせをしたくない場合は、完全なオリジナルキャラのゆっくり立ち絵をココナラ で依頼すると良いでしょう。
AquesTalkシリーズ
そもそもAquesTalkとはゆっくり実況&解説に登場する「ゆっくり霊夢」や「ゆっくり魔理沙」の音声を作るソフトウェアです。
株式会社アクエストのソフトです
ゆっくりムービーメーカーにはAquesTalkが組み込まれており、YouTubeで収益化する場合はAquesTalkのライセンスを購入する必要があります。
ライセンスには様々なタイプがあり、ゆっくりムービーメーカーではAquesTalkとAquesTalk2 、AuqesTalk10が使われています。
ライセンスの種類 | 使用ライセンス(商用コンテンツ向け) | AquesTalk1 使用ライセンス | AquesTalk2 使用ライセンス | AquesTalk10 使用ライセンス |
---|---|---|---|---|
価格(税込) | 6380円 | 6380円 | 6380円 | 6380円 |
有効期限 | 1年間 | 永久 | 永久 | 永久 |
適用範囲 | AquesTalk1、AquesTalk2、 AquesTalk10を含めた全ライブラリ | AquesTalk1のみ | AquesTalk2のみ | AquesTalk10のみ |
そのため、AquesTalkのオンラインストアで買わなければならないライセンスは下記のどちらかになります。
- 使用ライセンス(商用コンテンツ向け)を毎年買う
- AquesTalk、AquesTalk2、AuqesTalk10の永久ライセンス
1.であれば6380円を毎年払うことになり、2.であれば19140円分を一括で購入することになります。
長い目で見れば永久ライセンスがお得ですが、趣味で動画投稿している場合は1年間のみ利用できる使用ライセンスを購入するのも良いと思います。
AquesTalkのライセンスを購入する方法や価格は下記事で詳細に解説しているので、必要な場合は参考にしてください。
VOICEROIDシリーズ
ゆっくりムービーメーカーはAquesTalk以外の合成音声を導入することも可能であり、よく使われるソフトウェアがVOICEROIDシリーズです。
VOICEROIDを使ってYouTubeやニコニコ動画で広告収益を貰う場合はライセンスなどが必要ないので、費用は購入する時の価格分のみです。
実は、VOICEROIDの価格はだいたい7000円〜9000円ほどであるため、AquesTalkの永続ライセンスよりも安いです。
しかも、AquesTalkの音声はYouTubeで収益化剥奪を受けやすいため、今からゆっくり系動画を投稿する場合はVOICEROIDがオススメです。
また、オススメのVOICEROIDは下記事で紹介しているので参考にしてください。
【余談】ゆっくりボイスを使うのは危険
結論から言うと、ゆっくりボイスを使ってるクリエイターは早めに他の合成音声へ乗り換えることをオススメします。
実は、2022年からYouTubeの収益化審査が厳しくなり、これまで以上にゆっくりボイスは収益化剥奪を受けやすい状況になりました。
AIの誤判断による収益化停止を受けた様子↓
今までは収益化を剥奪されても再審査請求を送ることにより、半数のチャンネルは収益化状態へ戻っていました。
しかし、今後は動画の撮影や編集の様子を伝える再審査用の動画が必要であり、審査担当者は日本人ではありません。
そのため、ゆっくり系チャンネルは再審査で落ちやすく、2022年から数多くのゆっくり系クリエイターが収益化剥奪状態から戻っていません。
つまり、現在のゆっくり系チャンネルはAIによる収益化剥奪を受けたら、復活が難しい状態になっています。
ゆっくりの収益化剥奪対策にはコレ!
そもそも、ゆっくり系動画が収益化剥奪を受けるのは「ゆっくりボイス」が原因であると考えられます。
そのため、今もゆっくりボイスを使っている動画投稿者にはAIの誤判断を受けにくいVOICEROIDの導入をオススメします。
VOICEROIDは実在する人間の声がベースとなっており、ゆっくりボイスよりも収益化剥奪を受けにくい音声になっています。
しかも、VOICEROIDはゆっくりムービーメーカーで使用できるため、編集の手間や方法はゆっくり霊夢&魔理沙と変わりません。
YouTubeは1度始めた規制を緩める事は絶対に無いため、今もゆっくり音声を使っている場合はVOICEROIDへの乗り換えがオススメです。
オススメのVOICEROIDはこちら↓
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