はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事では任天堂Switchのゲーム実況に必要な機材やソフトを分かりやすく紹介し、具体的な始め方を解説していきます。
Switch実況に必要な機材&ソフト
任天堂Switchを使ったゲーム実況をする場合、必要になる機材やソフトは下記の通りです。
- パソコン(ノートPCでも可)
- 任天堂Switch本体とドック
- キャプチャーボード
- OBS(配信・録画ソフト)
- マイク(必要に応じてオーディオインターフェイスも)
では、上記の必要機材について簡単に解説します。
必要機材1:パソコン
任天堂Switchでゲーム実況をする場合、パソコンへSwitchのゲーム映像を出力し、録画しながら実況音声を入れていきます。
そのため、Switchのゲーム実況をしたい場合はパソコンが必要であり、基本的にはOSへWindowsが搭載されたPCがオススメです。
ノートPCでもSwitchの実況はできますが、家電量販店で販売されているCeleronなどのCPUが搭載されたPCではスペックが低すぎます。
もしPCスペックがよく分からない場合は下の記事を参考にしながら、自身のPCスペックが足りているのか確認してください。
必要機材2:任天堂Switch本体とドック
パソコンへ任天堂Switchのゲーム映像を表示する時は、TVへ映す時と同じようにドックが必要です。
ドックに対応していない任天堂SwitchLiteは絶対に映せないので、ドック対応のSwitchを用意してください。
必要機材3:キャプチャーボード
任天堂Switchの映像はそのままだとパソコンで取り込めないので、キャプチャーボードという変換器が必要になります。
キャプチャーボード:ゲームハードの映像や音声をpcで取り込むための変換作業をする機材。略称は「キャプボ」。
pcが作業を負担するソフトウェアエンコードとキャプボが負担するハードウェアエンコードの2種類がある。
キャプボには色んなメーカー・製品もありますが、上記のAVT-C878 PLUSは低スペックPCでも使えるモデルなので、初心者にはオススメの製品です。
もしキャプボの選び方がよく分からない場合は下記事を参考にしてください。
必要機材4:OBS(配信・録画ソフト)
キャプチャーボードで取り込んだSwitchの映像を表示する為には、OBSなどの録画・配信ソフトが必要です。
どの録画・配信ソフトでもキャプボのゲーム映像を表示できますが、OBSは利用者も多く、無料なのでオススメです。
もし導入していない場合は下記事を確認しながらパソコンへインストールしてください。
必要機材5:マイク
任天堂Switchのゲーム映像を取り込んだだけでは実況音声を入れられないので、マイクが必要になります。
ゲーム実況で使われるマイクには「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」があり、どちらかと言えばコンデンサーマイクが人気です。
・集音性が高い
・レコーディングにも使用されるほど高音質が期待できる
ダイナミックマイクよりも高価な製品が多いですが、その分音質にこだわることができるマイクです。
・耐久性に優れている
・コンデンサーマイクに比べ安価
・カラオケやコンサートに使用されている
丈夫なうえに価格が抑えめなので、初めてマイクを買う初心者にオススメです。
Switchのゲーム実況であれば上記のどちらでも実況できるので、下記事も参考にしながら好きなマイクを選んでください。
【やり方】任天堂Switchのゲーム実況を始める方法
まずはパソコンへキャプチャーボードを接続し、任天堂Switchとキャプチャーボードも接続します。
各キャプボの説明書に従って接続してください
キャプチャーボードのHDMI端子には入力用と出力用があるため、任天堂Switchには出力用の端子を接続してください。
やり方1:OBSでSwitchの映像を表示
ノートPCやSwitchを接続したら、下記の手順でSwitchのゲーム映像をPC画面に表示します。
- 任天堂SwitchとOBSを起動し、キャプボで接続する
- OBS起動後の画面にある「ソース」の「+」をクリック
- 「映像キャプチャデバイス」をクリックして追加する
- ソースの名前を付ける(自分が分かれば何でもOK)
- デバイスを選択すると映像が表示される(キャプチャーボードを選ぶ)
「プリセットを使用」にチェックを入れると、ゲーム映像に合わせて画質などを自動で設定してくれます。 - 「プロパティ」を閉じ、取り込んだゲーム映像の大きさを調節する
もしノートPCへSwitchのゲーム映像が映らない場合は下記事の対処法を確認してください。
やり方2:マイクの入力設定
任天堂Switchのゲーム映像を取り込んだ後、マイクの音声をOBSで取り込む方法は下記の通りです。
- マイクをパソコンに接続する(内臓マイクの場合は必要なし)
- ソースの「音声入力キャプチャ」を選択して追加
- ソースの名前を決める(自分が分かれば何でもOK)
- ゲーム実況・配信に使用するマイクを選ぶ
この記事ではBlueのYetiを選択します。 - 正しく接続されると、右下のバーが声に合わせて動く
もしマイク選びで悩んでいる場合はオススメマイクを下記事にまとめてあるので、そちらも参考にしてください。
やり方3:OBSで録画&配信の設定調整
基本的にOBSの初期設定では1,280×720p/30fpsの録画・配信になるように設定されています。
問題ない場合は初期設定のままで構いませんが、変更したい場合は下記の手順で設定を変えてください。
解像度の設定
解像度はYouTubeでも表示されている720pや1080p、1080p 60fpsのことであり、OBSの初期設定では720pの30fpsになっています。
ゲーム実況で一般的な1080p 60fpsへ変更する方法は下記の通りです。
- 設定にある「映像」の「出力解像度」と「FPS共通値」を確認
- 初期設定では出力解像度が1280×720とFPS共通値が30
- 出力解像度を1920×1080、FPS共通値を60に設定する
- 配信をしてpcの負担が大きければ1920×1080と30に下げる
- それでも負担がある場合は解像度も下げてみる
解像度の設定は下のビットレートと密接に関係しているので合わせて変更してください。
ビットレートの設定
ビットレートとは、1秒間に送受信できるデータ量のことであり、数値が高いほど高画質な配信になります。
しかし、pcのスペックによっては処理できるビットレートに限界があるので、下記の方法で設定してください。
- 設定にある「出力」の「映像ビットレート」を確認
- 初期設定ではビットレート2500、エンコーダがハードウェア
- 1,920×1,080p/60fpsにする場合はビットレートに9000と入力(YouTubeでは9000が限界値)
- 配信をしてpcの負担が大きければビットレートを1000ずつ下げていく
ビットレートは解像度と大きく関係しており、1920×1080p/60fpsの場合だごビットレートは4500~9000ほど必要になります。
配信の映像によっても必要となるビットレートは変化するので、少しずつ快適な配信が出来るように調整してください。
もっと詳しい調整をしたい場合は「出力モード」を「詳細」にすることで可能です。
やり方4:ストリームキーの設定(配信の場合)
Switchのゲームを配信する映像&音声の設定が終わったので、以下のサイトで配信するときの設定を行います。
YouTube | ニコニコ生放送 | Twitch |
TikTok | ツイキャス | OPENREC |
インスタライブ | Mirrativ | Mildom |
どのサイトでもやり方は基本的に同じなので、ここではYouTubeの場合を解説します。
- OBSの設定をクリックして「配信」をクリック
- サービスで「YouTube – RTMP」を選択
- ストリームキーを入力すると設定完了
また、YouTube用ストリームキーの取得方法は下記の通りです。
- pcでYouTubeにログインし、「ライブ配信開始」を選択
- エンコーダ配信を選択すると、「ストリームキー(可変)」があるのでコピー
- コピーしたストリームキーをOBSに張り付ける
追記:現在、初めてYouTubeライブを起動するとストリームキー取得までに24時間かかります。
配信の日程を考えて早めにYouTubeライブを起動してください。
やり方5:OBSで録画・配信を開始
録画・配信の開始方法はOBSの「録画開始」、「配信開始」ボタンをクリックすればSwitchのゲーム実況が始まります。
終了したいときはそれぞれの開始ボタンが「録画終了」、「配信終了」に変化しているので、それをクリックすれば終了します。
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