この記事は下記の疑問や要望を持つ人にオススメです。
- OBSの出力設定はどうすればいいの?
- グラボ(GPU)の最適な設定を知りたい!
- 解像度やビットレートのオススメは?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事ではOBSでグラボ(GPU)を使ったオススメの出力設定と方法を解説します。
GPUを使ったOBSのオススメ出力設定と方法
この記事ではStreamlabs OBSで解説しますが、StreamlabsOBSはOBSを基にして作られているので設定方法は同じです。
手順1:OBSの設定を開き、「詳細」にする
まずはOBSを起動し、設定から「出力」を開きます。
「出力」の出力モードを「詳細」へ変更してください。
手順2:「エンコーダ」の設定を変更する
初期設定ではエンコーダの設定が「ソフトウェア」になっているので、GPUを使う「ハードウェア」へエンコーダ設定を変更します。
特に理由がなければnewがオススメ
ハードウェアへ変更したら「ストリーミングサービスのエンコーダ設定を適用する」からチェックを外します。
もしチェックが付いた状態だと、配信プラットフォームの設定が強制的に優先されるので必ず外してください。
手順3:「レート制御」「ビットレート」を調整する
まず、OBSの「レート制御」は「CBR」に設定します。
他の設定でも配信はできますが、CBRは固定ビットレートなので安定した配信が可能です。
YouTubeやTwitchでもCBRが推奨されてます
次にビットレートを決めますが、数値はPCスペックや配信の解像度に合わせて変えなければいけません。
YouTubeの推奨値を下表に記載しておきますが、より具体的なビットレートを決めたい場合は「ライブ配信のおすすめビットレート設定」を参考にしてください。
配信品質 | 2160p(4K)、60 fps | 2160p(4K)、30 fps | 1440p、60 fps | 1440p、30 fps | 1080p、60 fps | 1080p、30fps | 720p、60 fps | 720p、30fps | 480p | 360p |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
解像度 | 3840×2160p | 3840×2160p | 2560x1440p | 2560×1440p | 1920x1080p | 1920x1080p | 1280x720p | 1280x720p | 854×480p | 640×360p |
推奨ビットレート | 20,000~51,000 Kbps | 13,000~34,000 Kbps | 9,000~18,000 Kbps | 6,000~13,000 Kbps | 4,500~9,000 Kbps | 3,000~6,000 Kbps | 2,250~6,000 Kbps | 1,500~4,000 Kbps | 500~2,000 Kbps | 400~1,000 Kbps |
手順4:「キーフレーム間隔」「プリセット」「プロファイル」を調整する
ビットレートを決めたら「キーフレーム間隔」を設定します。
キーフレーム間隔はYouTubeやTwitchで「2」が指定されているので、特別な理由がなければ指定通り入力してください。
「プリセット」の設定は高品質な配信にしたい場合であれば「MaxQuality」になります。
しかし、PCスペックによっては配信がカクカク・フリーズするリスクもあるため、トラブルがあればプリセットの設定を下げてください。
「プロファイル」はGPUを提供しているNVIDIAの指示に従い、「hight」に設定します。
NVIDIA公式ガイドの説明でも「hight」が推奨されてます↓
Profile: Set to High. Profile determines a group of settings in the H.264 Codec. It doesn’t impact performance and gives access to a set of features that are key to streaming, so this should always be set to High.
引用元:https://www.nvidia.com/en-us/geforce/guides/broadcasting-guide/
手順5:「Look-ahead」「心理視覚チューニング」を設定する
「Look-ahead」へチェックを付けると画質が良くなりやすいですが、動きの激しいコンテンツでは逆に品質が劣化する可能性もあります。
ゲーム実況は動きの激しいコンテンツへ分類されます
また、チェックを付けるとGPUの使用率も上がりやすいので、GPU(グラボ)の性能に自信が無い場合はチェックを外した方がオススメです。
「心理視覚チューニング」はビットレートの使用方法が最適化され、画質が向上しやすいのでチェックを付けてください。
手順6:「GPU」「Bフレーム」を設定する
「GPU」の設定は「0」がオススメです。
2枚以上のグラボをPCを搭載している場合はどちらで処理するかを選べますが、2枚目以降に処理させる方法は効率が落ちてしまいます。
事情がなければ、「0」に設定しておきましょう。
「Bフレーム」は「Look-ahead」の設定に合わせて数値を決めてください。
- 「Look-ahead」にチェックなし :2
- 「Look-ahead」にチェックあり :4
【OBS】解像度やフレームレートを設定する方法
ここまでで出力の設定は終わりましたが、解像度とフレームレートも出力へ大きく影響するので設定方法を記載しておきます。
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