この記事は下記の悩みや疑問を持つ人にオススメです。
- PowerDirectorは商用利用しても大丈夫なの?
- bgmを使ってもYouTubeで収益化できるの?
- YouTubeへの投稿でも商用利用は禁止ですか?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
日本ではサブスク型動画編集ソフトよりも買い切り版の方が人気が高く、PowerDirectorを利用している人はたくさんいます。
しかし、PowerDirectorは全ての活動で商用利用ができる訳ではありません。
そこで、この記事では公式メーカーの商用利用に対する見解も紹介しつつ、PowerDirectorで商用利用が禁止の事例とお得に購入する方法を解説します。
PowerDirectorの商用利用が禁止の事例4選
PowerDirectorで商用利用が禁止になる事例は下記の通りなので、これらの事例について詳しく解説します。
- PowerDirector無料体験版・アカデミック版を使う場合
- DirectorZoneの各種素材を使用している場合
- 利用許可を得ていない第三者の著作物が含まれる場合
- PowerDirectorの他社製特典が動画に含まれる場合
※PowerDirectorを販売するCyberLink社のポリシー内容はライセンス契約の更新によって変更する時があります。
心配な場合はCyberLinkサポートセンターのQ&Aを確認してください。
PowerDirector無料体験版・アカデミック版を使う場合
PowerDirectorの商用利用が禁止になる事例1つ目が「無料体験版・アカデミック版を使う場合」です。
実際にPowerDirectorを販売するCyberLink社へ問い合わせると、下記の内容が返ってきます。
弊社商品は無料体験版・アカデミック版を除く、すべての製品におきまして商用利用が可能となっております。ただし、以下の制限事項にご留意ください。
引用元:CyberLink
つまり、CyberLink公式サイトからダウンロードできる無料体験版は商用利用が出来ないため、YouTubeやニコニコで収益化動画を投稿することが出来ません。
「ただし〜」以下の部分は後述
もし上記を知らずに無料体験版で収益化していた場合は、トラブルが起きる前に有料版へ買い換えてください。
アカデミック版も有料ではありますが、あくまで教育機関向けに格安で販売しているので、営利目的の場合は公式の見解・意図から外れるのでしょう。
公式サイトのサブスク版なら月額500円〜、パッケージ版なら8000円〜から購入できるので、気をつけてください。
DirectorZoneの各種素材を使用している場合
PowerDirectorの商用利用が禁止になる事例2つ目が「DirectorZoneの各種素材を使用している場合」です。
そもそもDirectorZoneとはCyberLink社が提供するPowerDirectorやPhotoDirector用の素材配布サイトです。
DirectorZoneでは私たち一般ユーザーも素材をアップロードでき、色んな人が作ったエフェクトやテンプレートを使用できます。
しかし、CyberLink社の見解は下記の通りであり、これが「ただし〜」以下の内容になります。
〈利用不可〉
引用元:CyberLink
・利用許可を得ていない第三者の著作物
・DirectorZone の各種素材 *1
・PowerDirector 特典 Muserk 社 BGM 用音楽ファイル *2
・PowerDirector 特典 BOOM 社の特典サウンドエフェクト 50 種類 *2
・PowerDirector 特典 サウンドジュエルデザイナーズ社 BGM 10 種類収録 *2
つまり、有料版製品であってもDirectorZoneの素材が含まれてる場合は商用利用が出来ません。
色んな人が素材を提供してるからなのかな?
正直、私はDirectorZoneを使うことがほとんど無いのですが、もし使ってる場合は気をつけてください。
利用許可を得ていない第三者の著作物が含まれる場合
PowerDirectorの商用利用が禁止になる事例3つ目が「利用許可を得ていない第三者の著作物が含まれる場合」です。
先ほどの引用文に書いてあった通りなのですが、これに関してはPowerDirectorに限った話では無いでしょう。
自分で作った動画編集ソフトの場合でも、利用許諾を得てない他人のコンテンツを使用した場合は問題になります。
使いたい素材がある場合は自作するか、フリー素材配布サイトを利用してください。
- いらすとや
登録不要&無料で利用できるフリーイラストサイト。実際の写真が要らない場合はいらすとやだけでも十分。 - photoAC
無料登録が必要なフリー画像サイト。同じ運営会社のサイトには「videoAC」や「designAC」などがあり、素材の種類は豊富。 - ぱくたそ
登録不要&無料で利用できるフリー画像サイト。フリー素材モデルとして有名な茜さやさんや河村友歌さんの画像がある。 - Canva
無料登録が必要なフリー素材サイト兼画像編集ソフト。写真やイラスト、gifもある。有料版のCanva Proで使用可能素材が増加。45日間は無料。 - PIXTA
会員登録か購入が必要なフリー素材サイト。写真・イラスト・動画・音楽など幅広い素材が7500万種類以上ある。無料素材も多いので便利。
PowerDirectorの他社製特典が動画に含まれる場合
PowerDirectorの商用利用が禁止になる事例4つ目が「PowerDirectorの他社製特典が動画に含まれる場合」です。
PowerDirectorを購入した時、下記の引用文にもある特典が付いてくることもあります。
〈利用不可〉
引用元:CyberLink
・利用許可を得ていない第三者の著作物
・DirectorZone の各種素材 *1
・PowerDirector 特典 Muserk 社 BGM 用音楽ファイル *2
・PowerDirector 特典 BOOM 社の特典サウンドエフェクト 50 種類 *2
・PowerDirector 特典 サウンドジュエルデザイナーズ社 BGM 10 種類収録 *2
しかし、上記はCyberLink社の特典では無いため、有料製品で編集した場合でも商用利用が出来ません。
各社の意向もあるからね
PowerDirectorを使ってYouTubeへ動画投稿をしたい場合は、標準搭載の素材だけを使った方が賢明です。
もし特典を使ってるのか分からない場合はCyberLink公式サイトで確認できるのでチェックしてください。
PowerDirectorをお得に購入する方法3選
ここからはPowerDirectorをお得に購入する方法を解説しておきます。
セール時にサブスク型で買う
PowerDirectorはAmazonや楽天市場でパッケージ版も売ってますが、実は2年半以内にアップグレードする場合はサブスク型の方が安いです。
実際にサブスク型である365の料金プランは下画像であり、1カ月あたり500円以内でPowerDirectorを利用できます。
もちろん、サブスク型は新バージョンへなる度に無料でアップグレードされるので、いつでも最新バージョンを利用できます。
最新verでないと不具合が起きることも!
一方で、パッケージ版はアップグレードの度に乗り換え版を購入しなければいけません↓
乗り換え版は12000円前後で売られているので、2年ほどでアップグレードする場合はサブスク型の方が安くなります。
しかも、上画像にもあった通りサブスク型は定期的にセールをしており、格安で購入できます。
もし頻繁に動画編集をするのであれば、サブスク型の導入がオススメです。
ソフトが無料で付属する製品を買う
これも意外と知られていませんが、PowerDirectorはPC周辺機器を購入した際にオマケで付属することがあります。
例えばゲーム実況者やVtuberを目指す時に必須なキャプチャーボードを買うと、PowerDirectorが付いてくる製品もあります。
キャプチャーボード:任天堂SwitchやPS5のゲーム画面をPCへ取り込むための機材。「キャプボ」と呼ぶこともある。
キャプチャーボードがゲーム機とPCを仲介する事で録画や実況が出来るようになる。
実際にAVerMediaの「Live Gamer EXTREME 2 GC550 PLUS」はゲーム実況だと定番のキャプボですが、購入するとなぜかPowerDirectorも一緒に付いてきます。
もちろんオマケで付いてきたPowerDirectorも普通に使えるので、ゲーム実況者を目指す場合はAVerMediaの製品がオススメです。
学割やクーポンを利用する
PowerDirectorはセールの有無に関わらず、学生や教員が40%OFFで購入出来ます。
多少の購入手続きはありますが、学生であれば格安になるのでオススメです。
公式サイトではサブスク型のみですが、Amazonや楽天市場ならパッケージ版でも学割製品が買えます↓
上記のように「アカデミック版」と書いてある製品が学割版になるため、学生の方はそちらがオススメです。
商用利用は出来ないので注意!
また、PowerDirectorの販売会社であるCyberLinkではクーポンも配布しています。
CyberLinkメンバーサイトに無料登録することで、お得な割引特典やセール情報を受け取れます。
メールアドレスがあれば誰でも登録出来るため、少しでも安く買いたい場合は活用してください。