はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論から書くと、CapCutは利用規約で商用利用を禁止しており、収益を得ずに動画制作を楽しむことを目的としています。
また、お客様による本プラットフォームならびに関連する当社のサービス、アプリ、商品およびコンテンツ(総称して「本サービス」)のアクセスおよび使用に関する条件を定めます。本サービスは、個人的かつ非営利的な用途のために提供されます。
引用元:CapCut サービス規約
しかも、CapCutで提供されている音楽などは使用許諾を得ていないため、商用利用した場合はトラブルが起きやすいです。
もしもスマホ向け動画編集アプリを商用利用したい場合はAdobeのPremiere Rushがオススメです。
Premiere Rushは無料体験期間中でも機能制限無しで利用できます
CapCutは商用利用できる?【TikTok/YouTube】
CapCutは無料のスマホアプリでありながら高度な動画編集もできますが、下記の利用規約通り商用利用が禁止されています。
また、お客様による本プラットフォームならびに関連する当社のサービス、アプリ、商品およびコンテンツ(総称して「本サービス」)のアクセスおよび使用に関する条件を定めます。本サービスは、個人的かつ非営利的な用途のために提供されます。
引用元:CapCutサービス規約より
あくまで趣味による個人的な動画編集や非営利的な活動でのみ使用でき、収益が発生する活動では利用できません。
CapCutの利用規約はインストール時に表示されないので注意
TikTokやYouTubeで収益を得る場合も商用利用に該当するため、CapCutで編集した動画で収益を得ることは利用規約違反になります。
そのため、TikTokやYouTubeで収益を得ている場合はCapCutで動画編集をしない方が良いでしょう。
CapCutは著作権の許諾を得ていない
CapCutが非営利でしか使えない理由はいくつかありそうですが、音楽などの著作物に関する使用許諾を取っていないことは影響していそうです。
本規約で明示的に規定されている場合を除き、本サービスからまたはそれを介して利用可能な録音物およびそれに含まれる音楽著作物に関する権利は、一切使用許諾されていません。
引用元:CapCutサービス規約より
つまり、CapCutで提供されている音源はほとんどが使用許諾を得ておらず、著作権やロイヤリティがフリーではありません。
CapCutが他人の音楽を勝手に公開してるだけ
しかも、CapCutの利用規約には下記があり、著作権トラブルの責任をCapCut側は一切負わないことになっています。
当社は、本サービスのユーザーが投稿した、および当社または当社に代わって第三者が本サービスその他で発行したコンテンツや情報に関する責任を引き受けません。
引用元:CapCutサービス規約より
著作権やロイヤリティがフリーではない著作物を商用利用するとトラブルの原因になるため、YouTubeやTikTokの商用利用へCapCutを使うことはオススメしません。
CapCutの著作権に関する問題は下の「【CapCut】音楽や効果音の著作権は?」で詳しく解説しているので、音楽素材を使う場合はチェックしてください。
CapCutで編集すると権利が無くなる
CapCutを商用利用することは利用規約と著作権の観点からリスクが高いうえ、実はCapCutで編集するとコンテンツに関するあらゆる権利が放棄されます。
実際にCapCutの利用規約では下記があり、ユーザーコンテンツに関するあらゆる権利を放棄することになります。
ユーザーコンテンツの権利の放棄
引用元:CapCutサービス規約より
(中略)お客様はまた、(適用法で許容される範囲で)お客様のユーザーコンテンツまたはその一部に関連するあらゆる一切のプライバシー権、パブリシティ権その他類似の性質の権利を放棄します。お客様は、ここに、お客様が本サービスを介してアップロードその他提供するユーザーコンテンツについて有するあらゆる一切の人格権を(適用法で許容される範囲で)放棄し、当該人格権を一切主張しないこと、または当該人格権に基づく法的手続を一切支援、維持もしくは許可しないことに同意します。
例えばパブリシティ権を放棄すると、企業があなたの動画を勝手に使って「〇〇さんも△△を買っていました」と表現することが可能になります。
実質的にCapCutで編集したコンテンツの全てがフリー素材になってしまうため、CapCutは商用利用へ適していません。
CapCutの利用規約に関する危険性は下の「CapCutが危ない理由5選」にまとめているので、利用規約を確認していない場合はチェックしてください。
CapCut以外で商用利用可能な動画編集アプリ3選
CapCutはYouTubeやTikTokなどで商用利用できないため、ここからはCapCut以外の商用利用可能なアプリを紹介します。
Adobe Premiere Rush
Premiere Rushは世界1人気な動画編集ソフト「Premiere Pro」を提供するAdobe社の動画編集アプリです。
機能と使いやすさが両立された動画編集アプリであり、Premiere Proとの互換性もあります。
今後、PCでの動画編集も検討している場合は特にオススメな動画編集アプリです。
CyberLink PowerDirector
PowerDirectorスマホアプリ版はPC用動画編集ソフト「PowerDirector」のスマホアプリ版です。
アプリ版では豊富なテンプレートやエフェクトによって手軽に動画編集ができる様になっています。
PowerDirectorの提供されている素材は全てフリー素材なので、著作権も安心です。
Wondershare FilmoraGo
FilmoraGoは初心者向けPC用動画編集ソフト「Filmora」のアプリ版です。
1,000曲以上の著作権フリー音楽が使えるうえ、ARカメラを利用したアニ文字機能もあります。
スタンプやステッカーも多いので、サブ用の動画編集アプリにはオススメです。