この記事は下記の悩みや疑問を持つ方にオススメです。
- 楽天経済圏とPayPay経済圏ってどっちがオススメ?
- 楽天経済圏のメリットとデメリットは何か知りたい
- PayPay経済圏のメリットとデメリットを教えてほしい
今回は「楽天経済圏 VS PayPay(Yahoo!)経済圏」というテーマで、ちゃすくが思うそれぞれのメリット、デメリットをざっくり解説していきます。

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【結論】〇〇経済圏の方がお得
まず結論から言うと、全体的には楽天経済圏がお得になっています。
しかし、使い勝手や細かい部分ではPayPay経済圏が有利な面もあるため、各メリット&デメリットを紹介・解説していきます。

動画でも記事と同じように解説しているので、よかったらどうぞ!
楽天経済圏のメリットとデメリット
そもそも楽天経済圏とは?
楽天経済圏とは簡単にいえば、日常生活に欠かせない「販売サイト、銀行、証券会社、スマホキャリア、ネット回線、電気など」を楽天グループが提供するサービスで利用し、お得に生活することです。

楽天経済圏にいると楽天ポイントが効率的に貯まるため、複数のサービスを生活へうまく取り入れることで家計を効率的に節約できます。
楽天経済圏のメリット
では、楽天経済圏がPayPay経済圏よりも優れていると思う部分をざっくりと紹介・解説していきます。
PayPay銀行より楽天銀行の方が普通預金金利が高い
楽天銀行は普通預金金利が0.1%に対してPayPay銀行は0.001%であり、その差は100倍です。
例えば100万円を預金していたらPayPay銀行では10円金利がつきますが、楽天銀行では1,000円も金利がつきます。

長期的な使用や多額の預金だと、無視出来ない数値!
楽天銀行は条件を満たせば他の銀行でも振り込み手数料が無料
PayPay銀行はPayPay銀行へ振り込む時しか振込手数料が無料になりません。
楽天銀行では楽天銀行へ振り込むのは無料になるのはもちろんのこと、預金残高10万円という条件を満たせば他の銀行でも振り込み手数料が無料になります。

詳しくは下の表へ

数百円のことですが、他の銀行へ振り込むことは度々あるので無料になるのは嬉しいです。
ポイントを使用して固定費を安く抑えることができる
例えば、楽天が提供しているサービスである「楽天カード」「楽天モバイル」「楽天ひかり」などのサービス利用料金は楽天ポイントでも支払いが可能です。
しかも、楽天カードは月額利用料の1%に対して楽天ポイントが付与されますが、PayPayカードの場合は1決済の利用料に対してのみPayPayポイントが付与されます。
楽天カード | PayPayカード | |
年会費 | 無料 | 無料 |
基本還元率 | 月額利用料に対して1% | 1決済に対して1% |
付与ポイント | 楽天ポイント | PayPayポイント |
そのため、基本還元率の%は同じですが、1決済ごとの端数分楽天経済圏の方がポイントが貯まりやすいです。

数円の違いでも投資に使えば大きな差になる(はず)
ポイントが貯まりやすく、各種サービスへ楽天ポイントで支払いが可能なので、毎月固定費として支払う電気代や通信料金などを実質的に安く出来ます。
したがって、固定費削減という点では楽天経済圏の方が有利です。
楽天証券はペイペイ証券より取り扱いファンド数が多い
PayPay証券と比べると、楽天証券はiDeCoやつみたてNISAはもちろん、米国株、投資信託などファンド数が多いです。
さらに、現金だけでなく楽天ポイントを使って投資もできるので、投資未経験者の方でも比較的気軽にチャレンジできます。
また、楽天証券はクレジットカードへ紐づけもでき、楽天ポイントをさらに効率的に貯めることができます。

楽天市場での還元率も上がる!
外出時のポイント付与が楽天PAYは高い
外出時に楽天payで払う場合、通常払いで1%還元、楽天カードからのチャージ後支払いで+ 0.5%の計1.5%付与されます。

PayPayの場合は通常時0.5%の還元であり、楽天PAYと同じ1.5%にしようと思うと毎月5万以上使うなど厳しい条件をクリアしないと還元率を1.5%にできません。(詳しくはこちら)

しかも、楽天payはお店が楽天ポイントカード加盟店の場合、さらに1%のポイント還元が付与されるため最大で2.5%のポイント還元になります。
楽天payは簡単に2.5%還元を得られるため、外出先でキャッシュレス決済を使うことが多い人にとっては大きなメリットです。
ふるさと納税の数が楽天市場は圧倒的に多い
楽天市場の「楽天ふるさと納税」の自治体の数はPayPayと連携しているYahooショッピングよりも圧倒的に多いです。

選べる自治体が多ければ幅広い値段や種類から好きな商品を選べるため、お得になりやすいです。

北海道のジャガイモ美味しかった!
さらに、楽天市場の場合はセール時などに楽天ふるさと納税を使用してポイントをたくさん得ることもできます。
楽天モバイルがお得すぎる
楽天経済圏の1番のメリットと言っても良いサービスが楽天モバイルです。

つい最近「1GBまで無料」が「3GBまで月額1078円」へ改悪されましたが、それでも月額3278円でデータ使い放題は破格の料金プランです。

PayPay経済圏でデータ使い放題を選ぶとSoftBankの月額7,238円のプランしかないため、約4000円の差になります。

4000円の差はデカすぎる!
しかも、「20GBまで2178円」でも十分お得なので、楽天モバイルと契約するメリットは大きいです。
楽天ひかりは月額基本料金が安い
楽天ひかりはPayPay経済圏のソフトバンク光と比べると月額の基本料金が安く、特に1年目は大きな差が生まれています。
楽天ひかり | ソフトバンク光 | |
回線速度 | 最大1Gbps(フレッツ光) | 最大1Gbps(フレッツ光) |
月額基本料金 | 集合住宅:税込4180円(1年目は1980円) 戸建て:税込5280円(1年目は3080円) | 集合住宅:税込4180円 戸建て:税込5720円 |
工事費 | 2,200円~19,800円 | 0円〜26,400円 |
契約年数 | 3年 | 2年 |
特徴 | 楽天モバイルユーザーは1年間無料 | Softbank&Y!mobileはスマホの月額料金割引 |
楽天ひかりは契約期間が長い制約がありますが、基本料金が低いのは大きなメリットです。
また、両者の回線は同じフレッツ光なので、速度や品質に差はありません。
楽天経済圏のデメリット
ここからは楽天経済圏のデメリットについて紹介・解説していきます。
楽天モバイルはキャリアショップが少ない
楽天モバイルのキャリアショップは全国で1000店舗ほどであり、SoftBankのキャリアショップは全国で2000店舗以上あります。
今の時代、キャリアショップへ行かなくても各種手続きはオンラインで出来ますが、ネットに慣れていない人や初めて乗り換える人にとっては少しハードルが高いです。
しかも、楽天モバイルのキャリアショップは大半が家電量販店内にあるため、キャリアショップのように相談へ行きづらいです。
サービス見直しの頻度が多い
楽天経済圏は今までがお得すぎたことによってポイント還元倍率やサービスへ見直しが入る機会が多いです。
最近起きた改悪、もしくはこれから起こる改悪については下記事でもまとめてあり、先日も楽天モバイルの月額基本料金無料が無くなりました。

記事と動画を公開した2日後に改悪が起きたのでタイミングは最悪…
このように楽天は「最初にお得すぎるプラン&設定を発表→改悪」の流れが最近頻繁に起きているため、楽天のお得なサービスへ過信しすぎないことが大切です。
PayPay経済圏のメリットとデメリット
そもそもPayPay経済圏とは?
「PayPayは知っているけど、どこが運営しているのか知らない」という人も意外と多いのではないでしょうか?
実はPayPay(ペイペイ)とはSoftBankとYahoo!の共同出資で設立されたPayPay株式会社が2018年10月15日から提供しているQRコード決済サービスです。
そのため、PayPay経済圏はSoftBankとYahoo!両者のサービスを利用でき、最近はLINEとの連携サービスも多いです。

したがって、「SoftBank経済圏」や「Yahoo!経済圏」、「LINE経済圏」と呼ばれることもありますが、この記事では全部合わせて「PayPay経済圏」と呼ぶことにします。
PayPay経済圏のメリット
では、PayPay経済圏を使用するメリットを紹介・解説していきます。
全国350万箇所のお店で利用できるQRコード決済
楽天PAYは利用店舗数を公表していないので比較はできませんが、PayPayを導入している加盟店数は2021年12月時点で全国350万箇所となっています。

セブンイレブンやファミリーマート、ローソンといった大手のコンビニで使えることはもちろん、クレジットカードよりも導入障壁が低いことから中小規模の加盟店が増えています。

よく行く個人居酒屋はクレカが使えないけど、PayPayは使える
体感的にもPayPayの方が楽天payよりも使えるお店が多いと思います。
基本還元率自体は楽天payの方が優秀ですが、そもそもお店側が加盟していないと意味がないので使えるお店が多いのは無視出来ないメリットです。
PayPayクーポンや還元祭で楽天PAYよりもお得
PayPayはクーポンや還元祭を利用することで購入金額が10%以上割引きされたり、還元率が50%以上になったりすることがあります。
一応、楽天payでも似たようなサービスをしている時もありますが、PayPayの方が頻度が高いうえ、利用しやすいキャンペーンが多いです。


キャンペーン開催地域へわざわざ買いに行くことも….
クーポンやキャンペーンを利用すれば楽天payよりもお得に買い物が出来るため、基本還元率の低さも十分カバーできます。
PayPayは世界最大級のショップであるAmazonで使用可能
PayPayは2022年4月中旬からAmazonでの支払いに対応しました!

楽天経済圏の場合は楽天カードで支払うことは可能ですが、楽天payで支払うことが出来ません。
そのため、クレジットカードを持ちたくないユーザーからすればPayPay経済圏のメリットが非常に大きいです。
しかも、PayPayポイントとAmazonポイントの両方を得られるのでAmazonで頻繁に買い物するユーザーには嬉しいサービスです。
PayPay関連サービスが便利すぎる
楽天PAYは銀行口座からチャージする場合、楽天銀行からしかできませんが、PayPayは各種銀行口座からチャージすることが可能です。
また、 PayPayにはカードレスATMがあるためキャッシュカードが無くてもスマホのアプリのみで取引できます。
このサービスは楽天銀行にはまだなく、PayPay銀行のみとなっています。
PayPay経済圏はスマホ料金プランの選択肢が多い
PayPay経済圏の場合、スマホの料金プランは「ソフトバンク」「ワイモバイル」「ラインモ」から選ぶことが出来ます。
ソフトバンク | ワイモバイル | ラインモ | |
データ容量 と月額料金 | ~1GB:3,278円 ~2GB:4,378円 ~5GB:5,478円 無制限:7,238円 | 3GB:1,980円 15GB:3,278円 25GB:4,158円 | 3GB:990円 20GB:2,728円 |
通話 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
かけ放題 | 5分以内:880円 無制限:1,980円 | 10分以内:770円 無制限:1,870円 | 5分以内:550円 無制限:1,650円 |
速度制限 | 最大128kbps | シンプルL:1Mbps シンプルM:1Mbps シンプルS:300kbps | 20GB:1Mbps 3GB:300kbps |
楽天経済圏の場合は楽天モバイルしかないですが、PayPay経済圏の場合は様々なプランから自分に合ったものを選べます。
しかも、全てSoftBankの回線であるため楽天モバイルよりも回線が安定しており、繋がりにくくなる問題が起きにくいです。

SoftBankなら地下鉄やビルの中でも繋がるのは大きなメリット!
LINEとの連携サービスがある
PayPay経済圏はLINEと連携しているため「PayPay加盟店でLINEペイが使える」「LINEポイントをPayPayポイントへ交換できる」などのメリットがあります。
しかも、LINEには「LINEショピング」というポイントサイトがあり、経由して買い物をするとLINEポイントがもらえます。

そのため、LINEショッピングを経由し、各種販売サイトでPayPay決済をすると実質PayPayポイントが2回もらえます。
一応、楽天カードで決済しても楽天ポイントは貰えますが、楽天ポイントはLINEポイントと連携出来ないのでPayPayの方が使い勝手が良いです。
各種請求書払いでポイントが還元される
PayPay経済圏の場合は各種請求書払いでLINEペイとVisa LINE Payクレジットカードを使い、チャージ&ペイをすることで0.5%還元が得られます。

付与ポイントはLINEポイントですが、LINEポイントはPayPayポイントへ交換出来るので実質PayPayポイントが還元されるのと同じです。
一方で、楽天経済圏の場合は各種請求書払いでそもそも楽天ペイが使えません。
一応、楽天カードで支払い出来ますが、公共料金や固定資産税の場合は還元率が0.2%になってしまいます。
したがって、公共料金や固定資産税の支払いではPayPay経済圏の方が有利です。
クレジットカード無しでもお得になる
PayPay経済圏の場合は経済圏の中心がQRコード決済であるPayPayなので、クレジットカードを持っていなくても経済圏の恩恵を十分受けやすいです。

一方で、楽天経済圏の場合は経済圏の中心がクレジットカードである楽天カードなので、楽天カードがないと経済圏の恩恵が十分に受けられないです。
そのため、過去に散財した経験からクレカを作りたくない人やカードなんてポケカで十分と考える人、全部スマホだけで管理したい人にはPayPay経済圏の方がお得に活動出来ます。
PayPay経済圏のデメリット
楽天経済圏のように名前が統一されていない
PayPay経済圏は「ソフトバンク」「Yahooカード」「ebookjapan」「LINEペイ」のように、名前が様々でどれがPayPay経済圏に該当するのかわかりにくいです。
楽天経済圏の場合は全て「楽天〇〇」と書いてありますので、これから経済圏へ入ろうと考えている人にも分かりやすいです。
サービスの内容も大切ですが、分かりにくいとそもそも内容に気づかないこともあるので残念な点です。
PayPay証券はiDeCoや積立NISAに対応していない
PayPay証券がiDeCoや積立NISAに対応していないのは無視出来ないデメリットです。
一応、PayPay銀行では積立NISAに対応していますが、楽天証券に比べると取扱銘柄が少なく、iDeCoには対応していません。

LINE証券ならiDeCoを取り扱ってるけど、
やはり銘柄数が少ない….
そのため、PayPay経済圏でiDeCoや積立NISAを無理して行うくらいなら、SBI証券の口座を作った方がオススメです。
楽天経済圏とPayPay経済圏についてのまとめ

楽天経済圏はPayPay経済圏に比べて全体的にサービスの基本料金が安いうえ、ポイントが貯まりやすいです。
しかも、経済圏が分かりやすいため気軽に楽天経済圏の恩恵を受けることが出来ます。
ただし、楽天経済圏は最初はお得だけど、後から改悪する事が多いので過信しすぎてはいけません。
一方で、PayPay経済圏はPayPay関連のキャンペーンが太っ腹なうえ、「SoftBank」「Yahoo!」「LINE」が連携しているのでサービスが豊富です。
しかも、クレジットカード無しでも十分経済圏の恩恵を受けられるのも嬉しいです。
ただし、PayPay経済圏は基本料金や基本還元率では楽天に負けがちであり、経済圏自体がわかりづらいです。
以上のことから、全体的には楽天経済圏がオススメですが、一部サービスやキャンペーンなどはPayPay経済圏を利用した方がお得に生活することが出来ます。
また、当ブログでは他にもお金に関する記事があるので参考にしてみてください。



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