この記事は以下の悩みや要望を持つ方にオススメです。
- YouTubeのコメントがスパムや不快なコメントばかりで困っている
- コメントを非常時にするメリットとデメリットは何?
- コメント欄の有無で動画の視聴者維持率などで変化は起きる?
実際に2.3万人のYouTubeユーザーへコメント欄は必要かどうかアンケートしてみたので、そちらのデータを参考にYouTubeのコメント欄を非表示にするメリット&デメリットを解説してきます。
*ブログのアイキャッチ(サムネ)にはCanvaを用いています。
コメント欄は必要か2万人以上に調査した結果
約2.3万人のYouTubeユーザーへコメント欄が必要かどうか聞いてみた結果が下画像になります。

結果は2.3万人中、85%のユーザーが「コメント欄は必要」、15%のユーザーが「コメント欄は不要」と答えました。
私の個人的な意見になりますが、意外と「コメント欄は不要」と考えているユーザーが多い印象です。
今回のアンケート方法の詳細は下記の通りです。
- YouTubeのコミュニティ投稿にある投票機能
- チャンネル登録者数は2万人
- チャンネルのジャンルは解説系
- チャンネルの性別&年齢層は下画像参照
- 投票時期は2022/02/09から2022/02/11まで
動画投稿者として最もイメージされやすい「やってみた系YouTuber」や「ゲーム実況者」、「Vtuber」などに比べると視聴者の年齢層がやや高い傾向にあるチャンネルでの調査です。
コメント欄必要・不要に対する意見
上のアンケート収集時、実際に寄せられた意見を紹介していきます。
最近のYouTubeは再生時間の長い動画がバズりやすくなっているため、無駄に再生時間を引き伸ばしている動画は大量に存在します。
コメント欄を見ることで動画を無駄に再生せず、素早く情報を取捨選択できる点はユーザーにとって有難いと考えられます。
1人の動画投稿者としての意見になりますが、私はコメントを貰えると嬉しいです。
また、スパム系コメントは投稿者側では気づかないことや多すぎて対処しきれないこともあるため、視聴者の方々が報告してくれるのは大変助かります。
YouTubeではしばしば自分と関係のないジャンルの動画が流れてくることもあるため、上の意見のように他ジャンルの動画でもコメント欄で需要を判断できることは他ジャンルへの興味や関心を深めるうえで大切なことだと考えられます。
個人的に、どこに需要があるのか分かりづらいが、知っている人からは高く評価されている動画はこちらです。↓
コメント欄は同じ趣味の人が集まるコミュニティのように扱われているケースも多いです。
ゲーム実況界隈だと、コメント欄での交流をきっかけにコラボ実況する人もいるため、コメント欄の存在は大きいと言えます。
他にも似たような意見がたくさんあり、動画を聞き流しながらコメント欄を読んでいるユーザーは多いようです。
投稿者からすれば視聴者がコメントを熱心に読んでいる分、視聴者維持率が上がりやすくなっているのは嬉しいポイントです。
コメント欄非表示によるメリット&デメリット
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コメント欄非表示によるメリット
スパム・アンチ系コメントが見えなくなる
まず、コメント欄非表示による一番のメリットはスパム・アンチ系コメントが一切書かれなくなることです。
通常、YouTubeのコメント欄は評価順に並んでいるため視聴者視点ではスパム・アンチ系コメントが目立ちませんが、投稿者のダッシュボードでは最新のコメントが表示されているため普通にスパム・アンチ系コメントが目に入ります。
これまで多くのYouTuberがスパムやアンチ系コメントに嫌気がさして動画投稿活動を辞めているため、コメント欄を非表示にするメリットは十分あります。
また、活動方針によってはコメント欄へ住所や名前を書かれるケースも少なくないため、トラブルへの予防策としてコメント欄を閉鎖することは身を守るうえでも大切です。
ブランドイメージを守ることができる
企業やテレビ出身の芸能人などの場合はYouTube上でもブランドのイメージを守る必要があります。
例えば空前のブームを巻き起こした鬼滅の刃は最初は大きなお友達から支持を受け、だんだん低年齢層や普段アニメを見ない人たちへも広がっていきました。
しかし、鬼滅の刃はブームになればなるほどファンの民度が落ちたと言われるようになり、低い民度に呆れたユーザーは鬼滅コンテンツから離れていった現象があります。
もちろん、鬼滅の刃というコンテンツ自体の魅力は衰えていませんが、民度のせいでコンテンツ自体のイメージが悪くなることもあります。
そのため、ブランドイメージを大切にしたいチャンネルにとってファンの民度が直に反映されるコメント欄は危険であり、安全策としてコメント欄を非表示にしているチャンネルも少なくありません。
変な巻き込まれ事故を防げる
先ほどのブランドイメージを守ることと似ていますが、YouTubeのコメント欄では日夜レスバトルが起きています。
実際に私がこれまで運営してきたチャンネルでも毎日のように視聴者同士によるレスバトルは起きてしましたが、実は投稿者の通知には視聴者が他の視聴者のコメントへ返信した内容は表示されません。
そのため、多くの投稿者は自分のコメント欄でレスバトルが起きていることに気づかない場合があります。
別に視聴者同士のレスバトルであれば気づかなくても基本的に問題はありませんが、視聴者同士のレスバトル中に「なんでここのup主はこんな奴をブロックにしてないんだ」と 批判対象が私自身へ向かった経験があります。
このような変な巻き込まれ事故で評判を落としてしまうリスクもあるため、コメント欄を非表示にするメリットはあります。
コメント欄非表示によるデメリット
視聴者維持率・再生回数が下がる
コメント欄を非表示にする一番のデメリットは視聴者維持率の低下、並びにインプレッション数減少による再生回数の低下です。
アンケート時に紹介したコメント欄への意見にもあったように視聴者の中にはコメント欄を見るために動画を再生しているユーザーが一定数存在します。
仮にコメント欄を見るために動画を再生する視聴者が全体の1%だったとし、1%の視聴者が動画冒頭で再生を離脱すると視聴者維持率の低下割合は1%では済みません。
しかも、視聴者維持率の低下は総再生時間の低下にも繋がり、総再生時間の低下はインプレッション数(動画の表示回数)の低下にも繋がります。(逆の場合は下画像のような通知が表示される)

当然、インプレッション数が下がると動画の再生回数も思うように伸びなくなります。
また、単純にコメントへ返信があれば視聴者は再び動画へ訪れる可能性があるため再生回数のアップや続きから再生されたことによる視聴者維持率の増加も狙えます。
そのため、再生回数を1番に大切だと考える場合はデメリットが多すぎるため絶対にオススメしません。
ネタ探し・ウケた部分を確認できない
動画のコメント欄には感想や自語りが書かれることが多いです。
しかし、中には次の動画で役に立ちそうな企画提案やネタがコメントには存在します。
動画投稿者にとってネタや企画の提案は非常にありがたく、視聴者からのリクエト動画がバズっているYouTuberも珍しくありません。
他にも視聴者のコメントを集める「質問コーナー」や「〇〇な視聴者の体験談」という動画を作れなくなるためネタの幅は狭くなります。
投稿者側だけでネタを考えていると確実にネタ切れを起こすため、コメント欄非表示によってネタ作りの参考に出来ないのは大きなデメリットです。
また、コメントが無いと動画内でウケたセリフや編集などが分からない点も大きなデメリットになります。
基本的に動画の雰囲気がマジメ系よりエンタメ系向きであればあるほど、視聴者の反応が返ってこないデメリットは大きくなると考えられます。
モチベーションアップにならない
アンチやスパム系コメントがくるとうんざりする時もありますが、やはり純粋な感想や意見などのコメントを貰えると動画投稿のモチベーションアップに繋がります。
投稿者の中には「広告収益のみがモチベーション」と考える人もいるかもしれませんが、正直なところ広告の単価は季節によっても大きく違うため収益額のみをモチベーションにしていると簡単に病みます。
そのため、モチベーションを増やしたい人はコメント欄を表示したままの状態にすることがオススメです。
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個人的には、あまり知識のない動画で情報を取捨選択するのに必要だと思う。あとシンプルに動画の感想とか趣味系とか同士がいたら嬉しい。