「最近のYouTubeは長い動画と短い動画どっちがよく再生されるの?」
「10分くらいの動画よりも1分未満の動画の方が再生されてるよね?」
などなど疑問に思ったことはありませんか?
最近はYouTubeショートの登場もあって短い動画の方が再生回数を増やせそうですが、ショート用の動画を作成するのも大変ですから事前にどっちが伸びやすいか知っておきたいですよね。
そこで、この記事では動画投稿歴4年になる私が
動画時間は「短い」「長い」どっちがオススメか
経験談と知り合いの動画投稿者の傾向から解説します。
記事作成者cHask
*ブログのアイキャッチ(サムネ)にはCanvaを用いています。
短い動画のメリット&デメリット
まずは短い動画と長い動画それぞれのメリット&デメリットを確認し、短い動画と長い動画それぞれに向いている人を解説します。
動画時間が短いメリット
短い動画を投稿するメリットは以下の通りです。
- 視聴者の動画クリックへのハードルが低い
- 視聴者の動画への期待値が低い
- 視聴者維持率が高くなる
- 動画編集が楽、クオリティを上げやすい
- YouTubeショートに載る可能性がある
やはり短い動画は視聴者さん視点だと気軽にクリックしやすいため、再生回数が長い動画よりも多くなる傾向にあります。
また、クリックしやすいという事は視聴者が動画に求めている期待値が低いため動画のクオリティが低くても視聴者が満足しやすく、視聴者維持率が自然と高くなります。
YouTubeでバズるためには絶対に「クリック率」と「視聴者維持率」が必要になるため、動画時間を短くする事で「クリック率」と「視聴者維持率」が高くなるのは非常に大きなメリットです。
【参考記事】YouTubeに動画をオススメされる方法4選!
一方、動画編集者の視点で見ても動画時間が短い方が圧倒的に編集が楽であり、プライベートや投稿頻度の向上に繋げやすいです。
動画編集が辛くて投稿を辞めるYouTuberも少なくないため、出来るだけ編集に負担がかからない事は大切です。
そして短い動画を投稿する最も大きいメリットは「YouTubeショート」の存在です。
最近導入されたYouTubeショートですが、気軽に動画を見れる機能として活躍しており、ショート動画を駆使して一気に人気YouTuberになった人も少なくありません。
YouTubeショートは専用の再生箇所も与えられているため、初心者YouTuberでも再生回数を得やすく、チャンネルを一気に人気にする効果を期待出来ます。
動画時間が短いデメリット
動画時間が短い事によるデメリットは以下の通りです。
- 1再生あたりの単価が低い
- YouTubeにオススメされにくい
- 登録者数が少し増えづらい
動画時間が8分を超えると複数広告を付けられる事を知っている方は多いですが、実は8分未満の動画でも動画時間が短ければ短いほど1再生あたりの収益単価は低くなります。(ジャンルなどの影響も有り)
そのため、3分くらいの動画ばかりを投稿しているYouTuberは再生回数の割にそこまで大きな収益を得ていません。
*現在、YouTubeショートで再生された動画は広告が一切付きませんので、Amazonアソシエイトなどを利用して別の収益源を作る事がオススメです。
【参考記事】YouTubeショートの1分動画の収益は?
また、現在のYouTubeは他動画サイトとの差別化をするために1再生あたりの再生時間の長さを重要視しており、再生時間が長い動画を優先的に関連動画やホームに表示しています。
実際にYouTube Studioアプリはアップデートがある度に再生時間と視聴者維持率を重要視する画面表示へと変更されています。↑最近のアプデでクリック率より時間を意識させる表示へと変更された。
そのため、YouTube運営の意向に沿った動画を出すのであれば、再生時間が長い動画を出すべきです。
さらに、短い動画は簡単に再生してもらえるため1再生あたりの登録者数が少ない傾向にあります。(あんまり気にならないけど、一応紹介しておきました)
長い動画のメリット&デメリット
動画時間が長いメリット
動画時間が長い事によるメリットは以下の通りです。
- 収益単価が高い
- YouTubeにオススメされやすい
- 長期間再生されやすい(SEOに強い)
基本的に動画時間が長いメリットは短い動画のデメリットの反対になります。
8分以上の動画であれば広告を複数付けれますが、実は広告を5つ付ける場合でも「8分の動画」と「16分の動画」では16分の動画の方が再生単価は大きくなる傾向にあります。
この理由は簡単で「8分の動画」に広告を5つも付けるのは多すぎであり、1回再生しても5つ全てで広告が表示される訳では無いからです。
実は数年前までは複数広告を付けても広告同士の間隔が8分以上無ければ広告が再生されませんでした。(というか付けれなかった)
現在は変わりましたが、それも明かに間隔が狭い場合は広告が表示されないため動画時間は長い方が1再生あたりの単価が高くなります。
YouTubeからオススメされやすい事は短い動画のデメリットで解説したため省略しますが、動画時間が長い動画は情報量を多く含むため検索や関連に表示されやすく、長期間に渡って再生されやすいです。
YouTubeの検索や関連動画への表示は動画内の映像をAIで判断し、動画の音声をテキストとして読み込む事で関連動画に類似した動画や検索ワードに合う動画を表示しています。
そのため、動画時間が長いと単純にワード数や映像が多いため関連動画や検索で有利になるメリットがあります。
検索上位に表示する方法は以下の記事を参照。
YouTube検索上位表示にする方法5選!
動画時間が長いデメリット
動画時間が長い主なデメリットは以下です。
- 動画がクリックされにくい
- クオリティを求められる
- 視聴者維持率が下がりやすい
まず、再生時間が長い動画はクリックされにくいため、まだチャンネルが小さい頃だとオススメに表示されても「見たことないし、長いから」という理由で再生を拒絶されることがあります。
既に登録者数が一定数いたり、登録者数に匹敵する様な実績や知名度があれば問題ありませんが、登録者もいなくて実績も無い人は長い動画を作っても誰も再生しません。
そのため、短い動画でコツコツと登録者数を増やすか、何か優れた実績を作り出す事が必要になります。(実績の意味が分からない場合は下の記事を参考にしてください)
【参考記事】底辺YouTuberに共通する特徴7選
また、長い動画は質が高く無いと視聴者維持率が極端に下がってしまうため」視聴者を離脱させない維持率が必要です。
20分を超える様な動画だと、競合相手は他のYouTuberだけでなくアニメやドラマも視野に入りますからね。
タイトルとサムネだけ専門性があるようにしておけばサムネはクリックはされますが、動画内容が低いと視聴者維持率が下がる為、YouTube運営にオススメされなくなります。
そのため、動画時間を長くするなら同時に視聴者維持率を上げる必要があります。
視聴者維持率に関する記事はこちら
YouTubeの視聴者維持率を上げる基本的な方法&コツ4選
結局、長い動画と短い動画どっちがオススメ?
簡単に動画時間によるメリットを振り返ると以下の様になります。
動画時間が短いメリット
- 視聴者の動画クリックへのハードルが低い
- 視聴者の動画への期待値が低い
- 視聴者維持率が高くなる
- 動画編集が楽、クオリティを上げやすい
- YouTubeショートに載る可能性がある
動画時間が長いメリット
- 収益単価が高い
- YouTubeにオススメされやすい
- 長期間再生されやすい(SEOに強い)
短い動画と長い動画の特徴を考えた結果、以下の様にオススメ分け出来ます。
- 駆け出しYouTuberには短い動画がオススメ!YouTubeショートも相性が良いです。
- 解説系やノウハウ系YouTuberは長い方がオススメ!出来るだけ分かりやすく説明する事で視聴者からも満足されます。
- やってみた系YouTuberは最初は短い動画でバズってきたら長くするのが定石。YouTubeショートなら一気にバズる事もある。
- 日常・Vlog系YouTuberは基本的に短い方がオススメ!たまにバズを狙って長い動画にすると視聴者の回転率が良いです。
- ゲーム実況やVtuberは競合が多いため登録者が少ない頃は短い動画がオススメ!伸びてきたら時間を伸ばしていくべき。
チャンネル登録者数が1万人を超えるくらいになれば、動画の長さで初動の再生回数が大きく変わることはないので、チャンネルを大きくするまでの参考にしてもらえるとありがたいです。
また、下の記事では初心者YouTuberの再生回数はどれくらいが普通か説明しています。
【参考記事】初心者YouTuber再生回数って最初はどれくらい?
今チャンネルの伸びで悩んでいる方は是非読んでみてください。